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内容説明
“現代のモリアーティ”こと杜屋譲と、その相棒・和登尊。2人の前に「名探偵」を自称する転校生・写楽法太郎が現れる。写楽は「瞬間記憶能力」を有する和登に興味を抱き、「お前を名探偵の助手にしてやる」と宣言する。そのころ、杜屋たちが通う中学校では体育祭の中止をもくろむ怪人の目撃情報が多発していた。怪人事件を解決しようと動き出す杜屋と写楽。はたしてモリアーティとホームズの対決の行方は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
40
シリーズ第2弾。世界を少しだけ正しくしたいという杜屋譲と、その相棒で瞬間記憶能力を持つ和登尊の中学校に「名探偵」を自称する写楽法太郎が転校してくる。その頃学校では「怪人」が次々と目撃されるが…。/間違っていることをするやつは理由がどうあれ許さない「正義の味方」を公言する写楽。写楽に相棒にしてやると言われた和戸が、タイプの違う杜屋との間で正義や正しさについて悩むのが微笑ましい。モリアーティーとワトソンとホームズ、これで役者は揃ったのかな?次作はどんな事件か楽しみ!2025/02/18
sayuri
39
斜線堂有紀さん、初の児童書『プロジェクト・モリアーティー』シリーズ第二弾。「この世界をちょっとだけ正しくしたい」と言い切る・杜屋譲と、瞬間記憶能力を持つ和登尊。そして今回、転校生として登場した「正義の名探偵」を名乗る写楽法太郎。三人が学校周辺に現れる死神マスクの怪人事件解決に動き出す。体育祭の中止を要求する怪人、彼の真の目的は一体…。目撃者に聞き込みをしながら、真相に近づいていく過程にドキドキ。活字が苦手な小中学生にも分かりやすいストーリー展開。まだ謎が多く相容れない三人だがこれからの化学反応が楽しみだ。2025/02/17
Nyah
32
杜屋譲(モリアーティ)と彼の相棒和登尊(ワトソン)が通う中学校では体育祭の中止を目論む怪人の目撃情報が多発。二人が真相を突き止めようと動き出した時に転校生・写楽法太郎(シャーロック・ホームズ)が登場。杜屋は[ちょっとだけ世界を良くする]為に手段を選ばないが、写楽は正義を振り翳し、正義以外を振り落とす勢い。和登君を相棒に欲しくて振り回す。杜屋と写楽の対決の行方は?/こういう書き方だと杜屋を読者は応援しちゃうね。解決の仕方もスマートでした❤️2025/01/19
さこぽん
26
「体育祭を中止しろ」という謎の怪人を追うのだが、杜屋と正義の捉え方が対照的な転校生・写楽と対立する。杜屋と写楽どちらも正しいと思っている和登はどちらの相棒になるのか。次のターゲットは誰??2025/01/19
ほたる
14
ライバルのホームズ登場。どちらかが正義で、どちらが悪か。謎を解いた先にあるそのスタイルの違いがぶつかり合う。天才と天才の推理レベルが同じ者どうしの対決がとても熱い。助手の和戸がどちらにつくか、これからも楽しみ。2024/12/30