内容説明
剣聖を目指す主人・ロザレナと共に聖騎士養成学校に入学した元剣聖で、現美少女メイドのアネット。寮長であり、アネットを料理の師と仰ぐオリヴィアから「男装して、私の恋人として一緒に実家に行き縁談を阻止してほしい」という相談を受ける。断り切れず実家に行ったアネットを待っていたのは世界に四人しかいない剣神の一人であり、【氷絶剣】の異名を持つヴィンセントだった。
オリヴィアは家名を偽っており、実はヴィンセントの妹だという。妹を奪う敵であるアネットは「オリヴィアが欲しければ俺に勝て」と戦いを申し込まれて!?
世界最高峰の剣士を相手に、元剣聖の強烈な剣技が炸裂する――！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
剣聖を目指す主人ロザレナと共に聖騎士養成学校に入学した元剣聖が転生した現美少女メイドのアネット。寮長オリヴィアから縁談阻止に協力してほしいと相談される第3弾。毒蛇王クラスとの学級対抗戦への準備を始める一方、オリヴィアから相談を受けて向かったバルトシュタイン家で、期せずしてアネット自身の出自や親の仇、過去の因縁など様々なことが明らかになる展開でしたけど、物語としても大きく動きそうな予感がある中、前世の剣聖時代は全然モテなかったのに、今はヒロンたちにモテモテでロザレナをヤキモキさせる構図が微笑ましかったです。2024/12/24
nishiyan
7
ルナティエとの決闘がロザレナ勝利で終わり、一安心のアネット。寮長のオリヴィアから自身がヴァルトシュタイン家出身であることを打ち明けられただけでなく、縁談阻止の相談を受ける本巻。担任のやる気のなさには辟易させられたが、聖騎士養成学校の仕組み全般が判明し、次の試練が毒蛇王クラスとの対抗戦となるまで話が進んだのは良き。一方、ヴァルトシュタイン家では剣神ヴィンセントとの激闘だけでなく、アネットの出自と仇敵の存在が明らかになったのは面白い。実力以外にも隠さねばならぬことが増えたアネットはどんな決断をするのだろうか。2025/01/05
