内容説明
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日本数学書で最も有名な本である『塵劫記』。だが、なぜこの本がそれほど有名になったのかは知らない人が多く、また読んだ人も少ないのではないだろうか。本書では『塵劫記』の意義を、人々が日常的に使える数学書が誕生したことだととらえ、第1部では『塵劫記』にいたる様々な算術が成立していく過程を様々な算用書(計算マニュアル)や数学遊戯から、第2~4部では塵劫記中の具体的な問題ごとに塵劫記が提示した「日常数学」と遊び、その利用の実際を、最後の第5部では『塵劫記』が後世の和算に与えた影響を、中項目主義(1テーマ4/6p完結)で興味深く解説。小中高の数学教育(算額をつくろうコンクール:和算を普及する会主催)で注目されている和算への導入に最適な一冊。
目次
第I部 塵劫記前史
第II部 日用数学としての塵劫記
第III部 遊ぶ塵劫記
第IV部 遺題による発展
第V部 塵劫記と「和算」
本書で取り上げた和算書で現在入手可能な復刻本
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆるり
4
評価:なし。正確には時間と前提知識が足りず、読めるところだけ読んだという意味で評価不能。ブックカバーには”和算の入門書としても最適”との売り文句があるが、現代訳、単位についての解説、また解説の並び、計算についての解説、どれをとってもかなり不親切であり、入門書ではないと感じた。そのため、本書を取りこぼしなく理解したいと考えるなら必要な前提知識がそこそこ多いと思われる。 経緯:以前から塵劫記という読み物に興味があったが、”国立科学博物館のひみつ”を読んでからさらに興味を持ったため。(1/32022/12/05
tomo Saka
0
言葉で解説する数学書。時々古い言葉がそのまま出てくるので、難しかった。原書に変体仮名が出てくるなど…2025/07/24
siomin
0
塵劫記を中心に日本の数学史を紹介した一冊。利率計算や土地の寸法など、数学は生活に密接に関係しているので研究が進んでおり、そこから遊びとしての数学の発展していったのがわかります。ただ、数学嫌いの私には少々歯が立たない部分が多かった。数を数えるときに正の字を使うことがあるが、江戸時代では玉の字をつかっており、一二三王玉とすべて漢字で書き表すことができるというのは、実に美しいと思った。2024/06/28
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