内容説明
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数学・哲学とは何なのかを問われたら、あなたはどのように答えますか? 「数学は数の学問である」でしょうか? 数学や哲学の専門家でも、この疑問に答えるのは難しいかもしれません。その理由は、エジプト、バビロニア、中国等における古代の数学は、数の学問でしたが、今日では数学の対象は数論・幾何学を越えて広がっているからです。長年、素粒子物理学の理論の研究をしてきた著者は、脳科学に魅せられて、これまで物理学や言語を生みだす脳機能について世に問うてきました。自然を眺めるだけでは物理法則を明らかにできず、物質世界の世界像を形成するのは心の働きであり、その働きと脳機能の理解がなくては、自然を理解できないと考えています。そして本書では、数学を生みだす脳機能について問います。数を把握する脳機能、論理的推論を行う脳機能、抽象化した概念を生みだし操作する脳機能とは何かを明らかにすることが必要と考えているからです。脳の数理機能が専門ではない方にもわかりやすく解説しています。
目次
まえがき
推薦のことば
1章 序論 ― 数と人間
2章 数論と幾何学
3章 数を認知する脳
4章 脳の数機能
5章 脳の論理機能 ― 論理学と数学
6章 ニューロン回路網の数理機能Ⅰ 論理回路と論理機能の階層性
7章 ニューロン回路網の数理機能Ⅱ 思考の統合と情報の流れ
8章 脳はいかにして数学を生みだすのか ―証明という脳機能を再考する
終わりに
感想・レビュー
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mft
小島輝彦
フィ
takoroy
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