内容説明
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多くの技術者および研究者にご好評いただいた「有機結晶作成ハンドブック」の大幅改訂・増補版。 化学物質を精製・単離するうえで欠かすことのできない作業である結晶化について、経験豊富な研究者の技術やノウハウを、具体的かつ実用的にまとめた、いわば 有機化合物の結晶化を試みるすべての技術者および科学者の拠り所となる一冊。 本書で紹介した低分子有機化合物はほんの一部でしかないが、そのノウハウはかならずや多くの有機化合物の結晶化に大いに役立つであろう。
目次
1章 結 晶
2章 結晶化の原理
3章 結晶化のための一般的な手法
4章 医薬品結晶化法
5章 ジアステレオマー結晶化による光学分割における結晶化ー方法と応用ー
6章 キラル晶析による医薬化合物の分離・分割
7章 アミノ酸とヌクレオチド類の結晶化
8章 糖の結晶化
9章 有機金属錯体の結晶化
10章 クリスタル・エンジニアリング
11章 結晶化へのコンピュータの活用
付録（有機溶媒の性質）
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zoe
16
平成20年の本。結晶のことがとてもよくわかる本。身近なところでは、日本のグラニュー糖はとても高く、スクロース（所謂砂糖）と言って差し支えないのに、融点で20度違う。微妙な不純物がとても影響を与えている。炭酸カリウムが効果的。カラメル向きの砂糖とそうでない砂糖があるってことだろうか。2018/10/08
