内容説明
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公教育の発達が遅かった英国においては、公教育の体系とは別に、私立学校であるパブリック・スクールが大きな役割を果たしてきた。もともとパブリック・スクールは地元の貧しい英才を教育するのが目的だったが、一九世紀後半には奨学金も成績本意で与えられるようになり、完全に支配階級に独占されてしまう。名門ラグビー校を舞台とした『トム・ブラウンの学校生活』をテキストに、校長トマス・アーノルド、そして一九世紀のパブリック・スクールの実像に光を当てる。
目次
1 知ってるつもり? パブリック・スクールについての一○問
2 現代英国の学校制度
3 パブリック・スクールはどのようにして生まれたか
4 アーノルド以前のラグビー校
5 ラグビー校以前のアーノルド
6 アーノルド、ラグビー校の校長に選ばれる
7 クリスチャン・ジェントルマン
8 『トム・ブラウンの学校生活』 第一部
9 『トム・ブラウンの学校生活』 第二部 アーサーの登場
10 『トム・ブラウンの学校生活』執筆と出版
11 トマス・ヒューズという人 永遠のパブリック・スクール・ボーイ
12 パブリック・スクール新時代
13 アスレティシズム
あとがき
参考文献
有名パブリック・スクール一覧
一九世紀イギリス略年表
索引
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