内容説明
大人気読み物「森のちいさな三姉妹」シリーズ第2弾!
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もりもり森にすむ小人の女の子、ココは、
お姉ちゃんふたりがいる三姉妹の末っ子。
たまにけんかしながらも、姉妹なかよく暮らしています。
そんなココは、パーティー屋さんを開きました。
ある初夏の夜、ココはお姉ちゃんのお話から、森のみんなのお誕生パーティーをしよう!とひらめきます。
しかし、ケーキやプレゼント交換が大変なことに?
さて、パーティーは無事に開けるのでしょうか?
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「へんくつさんのお茶会」と同じく、
作 楠章子氏 × 絵 井田千秋氏 がおくる、心温まる物語第2弾。
森にくらすこびとと動物たちのくらしを、ちょっぴりのぞいてみませんか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
35
【シリーズ2作目】パーティ屋さんを始めたココの元に来る依頼はパーティとは程遠い、どちらかというと何でも屋さんみたいなものばかり。今頭を悩ませているのらアナグマさんとモグラさんを仲直りさせること。そんな中で出会った人見知りのアオや、初めて知った誕生日というイベント。森のみんなの誕生日を祝うパーティーを準備するココはワクワクしながも心配事を抱えているが…。こびとに誕生日が無いのは驚いたが、物語の中で語られる誕生日のお祝いの意味やプレゼントへの思いが素敵だと思った。胸の暖まる可愛い物語。2024/07/18
もちこ
13
小人の三姉妹と、もりもり森に住む他の小人や動物たちとの暮らしが、優しく柔らかな文章で綴られている。 井田千秋さんのイラストが、この世界観にとてもマッチしていて、とても良かった。 人間たちが年に一度行う「誕生日パーティー」なるものをやってみたい! そのワクワクする気持ちだけで、周りを盛り立てて準備していく末っ子・ココの推進力と、それを見守る姉たちの優しさにほっこりする。 森の動物たち同士のケンカの原因もまたほっこりするもので、何もかもがあたたかな世界。 現実を忘れてほっとできる一冊。2024/06/24
花林糖
10
図書館本。シリーズ②。パーティー屋を始めた末っ子ココ。人間にはお誕生日を祝う<誕生日パーティー>があると知り、森のみんなの誕生日パーティーをする事に。新たな友達としてアオが登場。ふんわりと優しい世界のお話に井戸千秋さんの絵がとてもお似合いです。2024/08/24
イカまりこ
6
井田さんの絵がとにかくかわいいシリーズ。物々交換とプレゼントの違いを考えた。そうだよね。その人のことを思って贈る物を考えるんだもん。人見知りで結局今回は参加できなかったアオは誰とプレゼント交換だったんだろうってあぶれちゃう人を心配したけど、ココはしっかり対策してた。会えてないキツネさんも、これからまだ会えるお楽しみがあるなんて優しい言葉だった。アオが森のみんなと会えるお話を期待する。2024/07/23
メリッサ
3
前回パーティー屋さんになることに決めたココが、誕生パーティーを開く話。動物同様、小人にも誕生日や一年という概念が存在しないという設定が出てきた。その、誕生日の事が書かれたちっさい本は小人製じゃないんか…?とかは多分気にしてはいけない。動物たちに聞かれて、ココが誕生日を祝う事について説明するくだりとか、「ここまで生きてきたこと、今日も生きていることは当たり前じゃない」とかこの年で読むにはあまりに純粋すぎて泣いてしまうわこんなん。森ネコさんがマジでかわいいな。しかし猫と比較して小人結構サイズあるな?2024/10/13