内容説明
クラブ襲撃、建設事務所への発砲、見せしめとして射殺。「血の掟」で結ばれ、一般市民への攻撃を繰り返す指定暴力団・工藤會。その暴走は止まることなく、北九州市は「修羅の街」と化していた。この状況を打破するべく警察と検察はタッグを組み、全国から精鋭を集結、史上最大の頂上作戦を展開する。紆余曲折の舞台裏からトップ逮捕まで、前例のない捜査の全貌を描く圧巻のノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Katsuto Yoshinaga
9
この事件のニュースや記事を見聞きする度に、ずっと「これ、ホンマかいな?」と思っていた。漁協組合長射殺、元県警警部襲撃、相撲見物帰りの建設会社のエライさん襲撃、ナイトクラブを糞尿とか手榴弾攻撃、過激派に偽装して中国領事館に発砲、安倍晋三宅に火炎瓶攻撃、看護師や歯医者さんを襲撃、他にも諸々の襲撃が行われていたのだ。小説「ハルビン・カフェ(打海文三 著)」の世界そのままである。「なんでこんなんなったの?」という疑問もあった。ある程度の理由がわかってスッキリしたが、事件のえげつなさには吃驚させられっぱなしの一冊。2025/03/09
YONDA
8
報道だけではわからない真実がわかる一冊。一社独占状態は暴力団に限らず怖いものだ。今後の審理がどうなるか見ていきたい。2025/05/14
アーク
4
工藤會という暴力団が跋扈し、そして衰退していく様子を描いた本書、確かにドラマチックではあったんだけれど、いかんせん登場人物が多い上に取り上げられている事件が多いので、自分の頭では全貌を把握するのが少々難しかった。内容も文体も硬質だったので、もう少し軟らかい文章なら刺さったかもな。2025/02/15
Akio Kudo
2
★★★★★ リアルなドキュメンタリー。工藤會は社会のダニでしかない。裁判でも平気で部下が勝手にやったというろくでもない連中でしか無い。警察のいい加減さがここまで被害を助長させたことも指摘されている2025/04/16
shonborism
2
カタギにも手を出し北九州を恐怖支配していた工藤會が頂上作戦によって弱体化するまでを描く。立件に関わった警察や検察の主要人物に焦点を当てつつ。両者間の不信を超えて、全国から優秀なエリートを異動させて全力投球していたのは知らなかった。ただ、文章が読みづらくてなかなか読み進めなかった。2025/02/08




