内容説明
海底墳墓の探索から帰還した呉邪のもとに、三年前に盗掘で捕まり収監されていた幼馴染みの老痒が突然現れた。なんでもかつて訪れた、とある樹海にある遺跡の地下に、とてつもない価値を持つ青銅製の巨木が屹立しているという。そしてそこから持ち帰ったという貴重な宝物を見せつけてくる老痒に煽られた呉邪は、新たな冒険に旅立つことを決意する。かくして呉邪は老痒とともに、その遺跡があるという謎多き秦嶺山脈へ。しかし、前回の冒険をも上回る怪異と驚愕の展開が、彼らを待ち受けていた! 2巻目にして壮大さ倍増のシリーズ3番目のエピソード!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
洋書好きな読書モンガー
16
墓泥棒物語その2。物語だけど世界広といえ現在でも墓盗掘団、盗賊、ゾンビとか違和感無く出て来る中国って広くて歴史が深い。今回は2500年ほど前に秦の国があった中国西北部の山の中。21世紀でもインディージョーンズが居ても不思議じゃ無いな。訳者は残り6冊も出したい様だけど、どうかな講談社さん。私は続きもありかなと思う。2025/06/18
むきち
3
面白いです! 今回は展開が凄まじくて読み応えもあり、楽しく読めました! 翻訳者の腕によるところもあると思いますが、本当に読みやすいです。 ダレることなく読めるので、気軽に手に取れると思います。 翻訳はまだですが、続きを期待しています。2025/02/11
な
2
1巻よりはホラー度が低めで、ホラー無理な私でも面白く読めた。中国shipperの間で人気って情報のみで読み始めたので、1巻マジで怖くてびびった…危うく寝れなくなるところだった…。私はshippingの才能がないので、誰と誰で組むのか全くわからずに終わりました。2025/06/21
hiruhan
2
紙媒体で読む。最後の(クライマックスの?)ツイストは驚いた。しかしここまでの出来事が起きてしまうと、この物語の世界設定がまたわからなくなる。あと166ページの治金技術は、Googleさんにお聞きしても言葉がでてこなかった。冶金技術の間違いかもしれないが、治金という言葉が中国にはあるのかもしれないと考えると、なんともいえない。金属についてこ言葉に詳しい方を待つしかない。ソードオフした改造銃についての記述もちょっと変。銃を入手したときは手動でリロードできないと書かれていながら、のちの銃使用時には手動で弾丸をリ2025/02/12
Masanori Makino
1
1巻はまだリアリティがあったが、2巻は荒唐無稽な話となり、既にファンタジーとして読むべきものなのでは、と思い始める。2025/06/15