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内容説明
小説家が見つめる100年後の文学界!
100 年経っても
ひとが物語を求める熱量は変わらなかったが、
物語の作り方には大きな変化があった。
それは生成AIを必ず利用するということ。
自らの手で小説を執筆することにこだわる小説家・菅井に
試練の時がおとずれる――――……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
3
古書というより紙の本の、”質量の情報が乗る”ことについての記述に心を掴まれた。いつか岩宗治生の『ウスズミの果て』でも軽く触れられていたが、私も”そういう類の奴”に含まれるひとりなので、当該頁については、それはもう食い入るように読んだ。我ながら単純だと思う。確かに100年先の世界では紙の本が殆ど流通しない、絶滅状態に陥っていてもおかしくはないと言えるのだけれど、それはそれで寂しい。本編では小説の執筆に生成AIが大きく関与しているが、いつかマンガでも同じことが起きるのかと、想いを巡らせずにはいられなかった。。2024/12/30