内容説明
永井荷風(一八七九―一九五九)は,三十八歳から死の前日まで四十一年間,日記『断腸亭日乗』を書き続けた.簡潔な文章の奥から,時代が浮かび上がる.全文収録.(ニ)は,大正十五年から昭和三年まで.初めて詳細な注解を付した(「注解」「解説」=中島国彦)(全九冊)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
大正十五・昭和元(一九二六)年
昭和二(一九二七)年
昭和三(一九二八)年
注解(中島国彦)
第二巻 解説 齢五十のあとさき(中島国彦)
本文について
感想・レビュー
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はるたろうQQ
1
雨、雪、月の描写が印象的。雨瀟瀟、淫雨濛々、細雨烟の如し、驟雨沛然、春雨霏霏など。庭の草木の手入れもマメに行う。枝を払い、雑草を抜き、落葉を掃く。椎の老木を手入れして花を咲かせたり、草花を植えて日を消す。花の香りが馥郁たることも記す。隣家の梅、桜の開花、散りゆく様も見逃さない。俗塵にまみれた荷風の人生に添えられたこれら花鳥風月の記載が殊の外清冽な印象を与える。成島柳北の日記や書簡を熱心に書写する一方で、齢五十を迎え衰えを感じ身辺整理として草稿を川へ捨てたりもする。赤坂見附の弁慶橋の怪物見物行きの話もある。2025/06/27
iwasabi47
1
円本で金に余裕ができお歌さんに待合持たせる辺り。お久や無政府主義者右翼素人にもたかられる。有名人は大変だ。少しずつ劇関係者とも疎遠になるか。次も愉しみ。2024/10/31
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