内容説明
主婦、香織。異世界で食堂を開店!
「私には何の価値もない」
家庭でもパートでもすっかり自信を失っていた43歳の主婦・織田川香織は、仕事からの帰り道に交通事故に遭う。――気が付くと、そこは中華風の異世界だった! しかもなんだか若くなっている!
玉ねぎのおひたし、粉ふきイモ、甘めの卵焼き、おにぎり。食堂を開いた香織の真心こめた手料理は周囲の人々の心身を満たしていく。そこに、美しき術師の青年が現れ……。
生きる意味を見失った主婦が、料理の力で生まれ変わる、中華転生お料理譚。
【第9回カクヨムWeb小説コンテスト・プロ作家部門《特別賞》受賞】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
むつこ
22
料理系の小説が好きな友人からの借り本。「ダメだったらすぐやめて」と不思議なことを言われた、初めて(たぶん)転生モノ。43才の主婦の主人公がひょんなことから外国(中国っぽい)で過去の世界にタイムスリップし、10代の女の子になって生活を始めるお話。これ、10代20代の女の子ならハマるだろうし、きっとその時代なら私自身もハマったと思う。料理のこんだてが簡単でよい。でも(今の)私、ラブは(残念ながら)いらないなー。2025/10/30
はなりん
15
ワンオペで家事をこなし、パート先で若い社員に駄目出しされ、疲れ切っていた香織は事故でその生涯を終え異世界に転生する。記憶のない香織を助けた医師の老師の家で暮らしながら、近所の人達に食事を提供し、美味しいと喜んでもらえる事で、前世での心の澱を溶かし、前世の家族の幸せを願いながら前向きに頑張る香織は素敵。そして術師の耀藍との関係がどうなるのか、下巻が楽しみ。料理は素朴で美味しそうだけど、下町の想定だからか、質素でレパートリーが少なめです。もう少し広がりがあってもいいような、笑。2025/01/25
本夜見
14
子供には舐められ、夫とは冷え切っている主婦が、パート先で使えないと言われてショックを受けた帰り道 交通事故で亡くなり、異世界転生。主婦で鍛えた料理の腕前を振るう。しかし他国のスパイと疑われ、監視を付けられるがコイツがとんだイケメン食いしん坊。食ってばっか。転生した主婦も冷たかった家族ザマァかと思ったら、心配してるお人好し。なんか……スマン。イラッとする。お母さんを下僕みたいに扱ってた奴らの心配?無理!イジメられても受け入れて、いい子ちゃんかよ!と心が荒んで来ちゃった(笑)2025/09/12
さっちゃん
11
「第9回カクヨムWeb小説コンテスト」(2023〜2024)特別賞(プロ作家部門)受賞作『異世界おそうざい食堂へようこそ!』を加筆・修正したもの。上下巻の内の上巻。織田川香織は43歳の専業主婦。夫と子供2人の家庭を持ち、幸せな結婚生活を送っている筈だった。しかし、夫はワンマン、子供は反抗期とストレスフルな生活の中にあった。そんな中、香織はトラックに撥ねられる。ハッと気付いた香織は異世界に転生していた。氷のような現代日本の食卓と団欒のある異世界の食風景の差が印象的。香織が作るお惣菜が美味しそう。下巻に続く。2025/10/06
栗山いなり
8
家でもパートでも自信を失っていた主婦が中華風の異世界で奮闘するファンタジー×お料理小説。異世界転生物でありながら(いうてこの手のやつほとんど読んでないからイメージしかないんだが)現実的な事しか基本しないのと現代社会に刺さる描写が良かったと感じた2024/12/15
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