角川文庫<br> 遺体鑑定医 加賀谷千夏の解剖リスト 溺れる熱帯魚

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角川文庫
遺体鑑定医 加賀谷千夏の解剖リスト 溺れる熱帯魚

  • 著者名:小松亜由美【著者】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • KADOKAWA(2024/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041150160

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内容説明

奥嵯峨にある小さな寺の住職が、両手首を切り落とされるという異様な姿で殺害された。「香炉寺」と呼ばれるこの寺は、昨年幽霊が出るという心霊動画で一躍人気になった寺だ。臨場した解剖医の千夏とその助手の久住は、解剖を進めながら両手首切断の謎に挑む(「古刹の殺人」)。若い女性がアパートの一室で死亡した。死因は不明、キャバクラに勤めていた彼女の足首には、店のシンボルである熱帯魚のタトゥーが施されていた。勤務先からアパートへの帰り道の状況を確認した千夏は「二次溺水」を疑うが……(「溺れる熱帯魚」)。閑静な住宅街に建つ豪邸のリビングで発見された、腹部をめった刺しにされた女子高生の死体。凶器もなし、動機も見当たらない――。現場に向かった千夏は、真っ先にある場所に足を運び、警察を驚かせる(「爛れた罪」)など、圧倒的なリアリティで描く4話を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

坂城 弥生

41
章ごとに違う事件を扱っていて、薄めの一冊だけど読み応えがありました。2024/12/18

よっち

20
クールな美貌と卓越した指先を持つ法医解剖医・加賀谷千夏。そのメスで死が封じた声に、耳を澄まし、圧倒的な臨場感で人間の業を描き出す法医学ミステリ第2弾。京都の由緒ある寺で発見された住職の両手首切断の謎、閑静な住宅街で起きた女子高生刺殺事件の裏にある衝撃の事実、爆発テロに巻き込まれ腕しか残っていない遺体が伝える想いに真摯に向き合い、そこから死の真相を導き出す展開で、現役の解剖技官だからこそ描ける精緻な描写は流石で、ページ数自体は薄いものの読み応えがありました。垣間見える千夏の事情も気になるところではあります。2025/01/15

にゃるび

14
薄いながら読み応えはあったかな。解剖描写は実に丹念な分、事件に大きなどんでん返しはないので、物足りない人には物足りないかも。ちょっと女性としてはキッツい描写が今回は多かった。主人公の過去は小出しにしていく感じだろうけど、あんまり小出しにし続けると買い続けるか少し迷う。2024/12/27

フロッグ

7
シリーズ2冊目。解剖シーンがとてもリアルで勉強になる。千夏先生の過去が少しずつ出てきた。久住くんの成長も気になるところだ。2025/01/07

ジニー

4
★★★☆☆2024/11/26

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