内容説明
江戸の闇にうごめく非情な暗殺と謀略のワナ。鼠小僧の拳銃が火をふき、阿修羅の怪剣が舞う――鼠小僧次郎吉は、胡椒入れ拳銃(ペパーボックス・ガン)の引き鉄(がね)を絞る。怪剣士・阿修羅外道もまた、大刀を振い暗殺に奔(はし)る。背景には異国船に脅える幕閣の動揺と権力抗争があった。江戸の闇に蠢(うごめ)く謀略の罠。その渦中に巻きこまれた牢人・松井音四郎は、鼠小僧と共に幕府老中に立ち向かっていく。サスペンスあふれる出色の長篇時代小説。
目次
第一章 海から来た男
第二章 上州の血風
第三章 根岸茶話
第四章 蝮と外道
第五章 妖怪たちの夜
第六章 二人小僧
第七章 闇への挑戦
第八章 川に降る雪
第九章 浜町ふたたび
第十章 城中総下座
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっちゃん
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時代小説のジャンルも大変広いのですが、決闘シーンを見せ場にしたエンタテイメントも好きなんですね。 宮本昌孝の「北斗の銃弾」は鼠小僧、国定忠治などお馴染みの脇役、善悪入り乱れた剣客、忍者が死闘と面白さの一級品でした。 鼠小僧次郎吉は、胡椒入れ拳銃の引き鉄を絞る。怪剣士・阿修羅外道もまた、大刀を振い暗殺に奔る。背景には異国船に脅える幕閣の動揺と権力抗争があった。江戸の闇に蠢く謀略の罠。その渦中に巻きこまれた牢人・松井音四郎は、鼠小僧と共に幕府老中に立ち向かっていく。 2003/09/25
三田主水
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宮本作品にしては物語展開はかなり粗いのですが、次々と投入される伝奇的ネタで最後まで読まされました2009/01/27
Steppenwolf
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E登録漏れしていた私が言うのもなんだがこんな面白い本があまり読まれていないのは意外以外の何でも無い。
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