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内容説明
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【書店員が選ぶ絵本新人賞2024大賞作品】
父親の転勤でライオンのくにに引っ越したねずみの家族。ライオンが怖くて仕方がない子ねずみだったが、あることをきっかけにライオンと対決することに。
使う言葉も習慣も体の大きさも違う彼らはわかりあうことができるのか?
「優しさと勇気」についての絵本としても、「国際理解教育」の教材としても読める、幅広い層に届けたい1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
176
ライオンのくにの学校に通っているライオンとネズミとリスは、それぞれの立場や環境があり、いろんな考えや行動様式を持っている。進化の過程で種が違うのだから、差異は当然かもしれない。それでもこの星に棲む生物としては仲間であるが。この絵本には、それが人間だったらどうなのかなという問いが込められてる。読者がそれぞれの視点に立ってどう感じるのか、自身に置き換えて思いを巡らしてみようと。みんなの表情をよく見てごらん。ライオンの瞳は優しいし、ネズミもリスも穏やかだよ。先入観を持たずに触れ合えれば、きっと答えは見えてくる。2025/05/24
starbro
171
書店員が選ぶ絵本新人賞2024大賞作品ということで読みました。ライオンの絵が迫力満天です。 転校生に読んでもらいたい絵本でした🦁🐭🐿 https://www.chuko.co.jp/tanko/2024/11/005848.html2024/11/07
☆よいこ
109
絵本。国際理解、多様性理解▽父親の仕事の都合で、ネズミの少年はライオンの国に引っ越してきた。学校ではライオン語がわからず、体の大きいライオンに驚くばかりで涙する。やっとリスの女の子と仲良くなり、手助けしてもらう。戦争のせいでリスの国から引っ越してきたリスの女の子を守るために、ネズミは大声をあげる。サッカーならライオンにも負けないぞ▽言葉も文化も違う国でどうしたらいいのか。少しの勇気と向き合う心があればいい▽著者はドイツ在住。絵が可愛い。メッセージも良い。2024.11刊2025/05/10
わむう
34
ドイツ在住の日本人デザイナーによる絵本。ライオンの国に引っ越してきたネズミ。言葉も通じないライオンを怖がって近づくことができないでいたがサッカーをきっかけにして互いのことを認め合っていく。ライオンの方はネズミがいつも逃げていくから嫌われているかと思っていたと知る。コミュニケーションを取ることで、言葉や文化の違いを乗り越えていく国際理解のための絵本。2025/01/30
ゆっき
32
2025年小学校低学年課題図書。ネズミくんの勇気がすごい。逃げずに正面から向き合うこと、相手の気持ちを知ろうとすることは本当に大切。最後の最後にそういうことかと納得。2025/06/13