内容説明
読んでるあなたも共犯者?
32歳無職、天草美晴は高額報酬につられ、ゴミ屋敷の掃除を引き受けた。チームを組んだ女性2人の挙動が明らかにおかしい。もしや強盗犯? と思うや、突如現れた謎の老人に投げ飛ばされる。目覚めた美晴は老人が、かつてキングメイカーとして恐れられた大物政治家であることに気づく。
「この国の未来のために、是非力を貸してほしい」
持ちかけられたのが、総理の孫・桐谷英俊を誘拐することだった――。
世紀の大犯罪か、世直し一揆か。
映像化オファー殺到の最旬作家が放つ
シン・誘拐ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
258
3月の第一作は、横関 大の最新作、横関 大は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、大変面白い前代未聞の誘拐政策劇でした。 高校授業料無償化レベルでは駄目、この位やらないと少子化対策にはならないでしょうね。総理大臣&少子化担当大臣必読の書です。しかし省庁移転先都道府県ドラフトで埼玉県が全く人気がありませんでした(笑)関東だし、さいたま新都心もあるのに・・・ https://www.shogakukan.co.jp/books/093867322025/03/01
hiace9000
177
2024.6.10(月)~7.11(木)の1か月、日本中を騒然とさせた「総理の孫誘拐事件」。犯人たちはかつての誘拐事案とはかけ離れた一国を揺るがす要求をする! してその顛末とはいかにー。まさに映像向き、映画や民放受け必至の作品を書かせたら天下一品の横関さん。この独自の発想が単に荒唐無稽なコミカル暴走ではなく、現実とのすり合わせの中で絶妙の登場人物配置をもってひねりを加え、終盤に向けて見事に集束していく疾走感が堪らなく、楽しい。なんせキャラそれぞれが濃い!脳内キャスティングがここまで楽しい作品、他になし。2025/01/20
しんたろー
152
誘拐は(特に子供を対象にしていると)陰惨になりがちだし、卑劣な犯罪なので扱うのが難しいジャンルだと思うが流石の横関さん!あの手この手で飽きさせず、コミカル要素も散りばめて見事に料理している。犯人側だけでなく、誘拐された子供の父親、官房長官担当のテレビマン、捜査側の刑事コンビ、等々で群像劇的に描かれているのも好みだし、それぞれのキャラクター分けも映像化を狙っているかのように巧い。犯人の要求が社会的な問題なので、色々と考えさせられるのも秀逸。誘拐ものは天藤真さんの『大誘拐』が最高傑作だと思うが次点に置きたい。2024/12/26
はにこ
133
総理の孫の誘拐事件。大変な事件なのに軽妙なタッチで描かれていて悲壮感がないのがよい。軽く読めるけど、政治や社会に対するメッセージも感じ取れる。こんな事件起こしてもハッピーエンドなのがとても良かった。少子化、これくらいしないと解消されないのではと思った。偉大なキングメーカーに拍手。2025/03/05
hirokun
129
★5 帯にもあるが、ドラマ映像にぴったりの作品か?兎に角、この読書時間をエンタメ小説で心ゆく迄楽しみました。ストーリー展開は非常にテンポよく進み、あまり深く考えることなく物語を追いかけているだけで楽しくなってきた。一気読み間違いなしの作品。ちょっと褒めすぎたかな?2024/11/28
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- 和書
- 富田由歌写真集




