父のコートと母の杖

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父のコートと母の杖

  • 著者名:一田憲子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 主婦と生活社(2024/11発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784391163018

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内容説明

人気ムック『暮らしのおへそ』編集ディレクター・一田憲子さんが父と母を綴る初めてのエッセイ集

昭和のモーレツ会社員で、バリバリ仕事をしてきた父。
専業主婦としてそれを支えてきた母。
いつまでも元気だと思っていた両親が、80代、90代になり、
娘である自分がケアをしなくてはいけなくなったとき──。

「だんだんと体力が衰え、できないことが増える。
自分の親にその『年齢』がやってきていることを知ったとき、
訪れたのは「恐怖」だった。(中略)父や母が弱っていくことがイヤだ。
いつまでも元気でいてほしい。もしそうでなくなったら、
いったいどうしたらいいのだろう。そんなジタバタを経て、
『老い』を受け入れなくては仕方がない、と理解し始めたときから、
私は父や母と出会い直してきた気がする」(はじめに より)

現在進行形で老親と向き合う一田さんの、実感を綴ったエッセイです。

はじめに
目次
1│もう一度、親と出会い直す
大嫌いな親との再会 
父のコート 
母の杖と自立の教え 
アイロンかけは父の役目 
母のおしゃれ指南 
父の銀磨き 
ぶっきらぼうな母 
いばりん坊の父との会話 
年代ものの調理道具とカレー作り 
父からのメール 
無垢な母と小賢しい娘 
朝食はバタートースト 
母の自信 

2│親の人生の最終コーナーで
老いる意味 
マイナスのアップデート 
父と母の誕生日に寄せて 
家事は「点」でなく「線」で考える 
一田家のティータイム 
父の免許返納と私の運転 
親に甘えられない問題 
父と母の喧嘩遍歴 
育てられ方と、私らしさ 
心配しすぎ症候群 
介護ヘルパーさんと両親の見栄 
一田家のお出かけ 
両親は、尊敬できなくたっていいのだ 
80歳も90歳も、人生のはじめて 
家族の力関係

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

もちこ

23
60歳の著者が綴る、80歳の母と90歳の父のこと。 いくつになっても、親から教えられることは多いという言葉に、なんだか安心した。 親が老いていくことへの恐怖が、著者と同じく、私の中にもある。 でも、親の生き方を見ることで、まだまだ支えてもらえる、娘のままでいられるということが、嬉しいのだ。 もちろん介護など、身体的にサポートが必要になることはあるだろう。けれど、人生の先輩として、その小さくなっていく後ろ姿からも学べることはまだまだたくさんある。2024/11/07

青木 蓮友

14
うわうわと、指の隙間から覗くような気持ちで読み進めました。ここまでするのかと、尊敬する一田さんがここまで赤裸々に向き合う姿に、わたしはちょっと本当に感銘を受けました。椅子に座り直し背筋を伸ばし、自分に置きかえて考える時間を作ろうと思います。わたしの母はすでに人生を終えちゃってますしね。しかしとんでもない勇気ですよ、凄いですねやっぱり「著者 一田憲子」は。できないですよ普通ここまでは、向き合うだけでなくこうして発表しちゃってますし。いやー、今年もっとも印象的な作品がここで出るとは。続編も当然、お願いします。2024/12/15

みーあ

4
★4 年末の買い出し時に、紀伊国屋で検索して買い求めた。10/15に母からの電話で、79歳の父が胃がんと知り、先週から、緩和ケア病棟に転院した今の私の状況に重ねて、今読まねばと感じたからだろう。親の老いを認めたくない。でも、日に日に弱っていく父の姿に、帰りの車内で滂沱の涙だった。が、時間薬で随分心が凪いできた。今は、私が子どもでいられる両親との病室での時間を、心穏やかで豊かな時間としたいと考えられるようになった。今読んで、一田さんに共感してもらえた気持ちでいる。2024/12/29

環実

3
日常の暮らしのなかでふと、あの人ならどうするだろう、と思う方が居る。そのおひとりが雑誌「くらしのおへそ」の編集者一田憲子さん。妙齢を迎え両親の老いへの思いを綴った。離婚をしたとき「だったら帰っておいで」とは言われなかった。まったく異なる環境で育てられた内田也哉子さんのお話しが強烈。両親の生き方、考え方の方向性、憲子さん自身の岐路を重ね親への見方の変化、そしてお互いの加齢を経て、ようやくわかり合えたこと。できなくなること、年齢を受け止め、「人生の本番真っ只中」を生きている。人生の矜持を見ました。2024/11/01

みーあ

2
★4 父が亡くなって3週間あまり。寂しいので忙しいと思うけど時々来てほしいという母を煩わしく感じている。そんな今読むと、また違った感想を抱く。「老いた両親との関係は手を差し伸べるよりも、親は親、私は私と、一線を引くことのほうがずっと難しい」との帯の言葉が引っ掛かる。私は、一線を引きたいのだ。距離を置きたいのだ。優しくしたい、でも自分の中の「厭だ」という思いに正直に行動したいと思う。そして言葉も正直でありたい、が傷つけたくなくて言葉に出来ない。今、そんな感じ、葛藤の中にいる。男尊女卑な価値観どっぷりな母の2025/02/11

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