内容説明
町のはずれ、こわれかけた野外劇場に住んでいるという女の子。最初はあやしいと思われていたものの、たくさんの人たちがモモに会いにきました。それはモモが人の話を聞くことが得意だったからです。モモに話を聞いてもらうと、自分のしたいことがはっきりとわかったり、間違いに気づいたりします。やがて鳴かなくなったカナリアや、雨や風までがモモに話をし……ミヒャエル・エンデの名作刊行50周年を記念して企画された絵本版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
183
『モモ』は、ずっど未読でしたが、今回絵本版が出版されたので、読みました。阿川 佐和子ではないですが、「聞く力」が大事なんでしょうね。 https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/97843341045732024/10/24
KAZOO
126
「モモ」の絵本が出たということで手に取りました。原作の方は何度も(日本語、ドイツ語)読んでいますが、さすがにすべてを絵本にするのは無理なのでしょう。ただイメージ的には素晴らしい感じで出来上がっています。最初の方だけ(言いたいことは人の話をよく聞くこと)を青系統の色で書かれていて目の保養にもなりました。2025/08/18
もんらっしぇ
105
おお、あの名作が絵本に!プレゼント用に購入。私は自慢じゃないけど原作をきちんとは読んでいませんがwおおよその概念は理解しているつもり。本作はあのネバーエンドな物語の導入部分に過ぎないかも知れませんが、これがきっかけで絵本好き・本好きで「人の話を聞く」子供になってくれれば御の字。一番感心したのはとにかく絵が見事なこと!この絵で自分の頭の中でイメージが見事に膨らみますね(^^)/ 2024/12/10
とよぽん
71
「モモ」の絵本版って、どんなのかな? 絵は巧みに描かれている。けれども、30ページの絵本に圧縮するとこんなふうになってしまうのかと。訳者が素晴らしい訳者なだけに、イントロみたいな内容にした理由?を知りたい。まあ、でも本編へのいざないとしては可もなく不可もなし・・・だろうと思った。2024/12/15
しゅり
38
モモの原作が面白かったので,絵本も読んでみました。内容は原作の導入部分のみ。しょうがないのかもしれないけど,灰色男が好きだったので残念です。2025/08/22