内容説明
ホームホスピスは、単に死を看取るところではありません。そこに暮らす人々の生活を丁寧に整え、日常を取り戻した時、いのちはもう一度、輝きます。和解と別れに向けて―。今、全国の注目を集めるホームホスピスのケアの真髄とこれからの役割を示唆する。
目次
「看取りの家」をつくろう(阪神淡路大震災の朝;両親の看取り ほか)
「神戸なごみの家」の住人(「なごみの家」の暮らしが始まった;二人の男性 ほか)
5つのキーワードから(住まい―自分の人生を終える住まいを選ぶ;暮らし―いのちを支える。暮らしを整える ほか)
わたしたちの「神戸なごみの家」―スタッフの想い(「なごみの家」とともに;「なごみの家」開設当時を振り返って ほか)
著者等紹介
松本京子[マツモトキョウコ]
阪神淡路大震災まで神戸市立西市民病院勤務。避難所の支援活動を経験した後に在宅看護の道にすすむ。訪問看護ステーションの開設に携わり、管理者を勤めた後、有床診療所ホスピスの開設に従事、入院と在宅を統括する管理者を勤める。2008年、緩和ケア認定看護師の認定取得。2008年11月(株)なごみ代表取締役就任。訪問看護・居宅介護支援・訪問介護事業開設。兵庫県看護協会訪問看護認定看護師教育課専任教員兼務。2009年、ホームホスピス「神戸なごみの家 雲雀ヶ丘」開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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