出版社内容情報
石田三成は、なぜ関ヶ原で家康に挑んだのか? 統一されゆく戦国時代を肌で感じながら、戦いの無い世界を夢見た武将の一大叙事詩!
内容説明
戦国の世を生きながら常に時代の先を見据え続けやがて来るべき新しい国づくりへの情熱を秘めた智将・石田三成。彼は乱れた世に差し込んだ一筋の光であった…。秀吉最愛の側近であり、関ケ原で家康に挑んだ男の、志を全うした鮮やかな生涯を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こはる
1
正に旗印そのもののお方だ、と思わされた。人当たりの良さが、ただ人らしいなという印象で、これはこの本どの登場人物にも言えるのだけど魅力的。笑顔を絶やさない三成は真っ白新鮮(そして少しこそばゆい)。子飼いさんらの掛け合いも心地良い。忍兄妹と地元登場に両手上げて勝手に親近感。史実通りだけど嫌じゃない読後感で読みやすい(当社比)ので、絶版残念でならない。勿体無いです。読んだのは図書館本なので、ひとつ手元に欲しいなあ。2014/06/03
kino
0
三成のキャラ立てが意外で新鮮。忍者兄妹、島左近もそれぞれ魅力的。2012/09/17
s
0
高潔で超有能な上に人当たりもよく人望もあって女子供にも優しい石田三成だなんて・・・! てのは置いといて 野望に燃える奸臣だとか空気読めないお役人として創作されている石田三成にはもうお腹一杯です!って人は読んでみてもいいんじゃないでしょうか史実ルートだけど読後感は比較的いいし 絶版な上に古本屋ではとんでもない高値がついてるので地道に図書館あたりで探しましょう2009/04/26
やすにゃん
0
この本に出てくる石田三成はいつもニコニコしていて優しくて爽やか。この人は嫌われないでしょうっていうくらい(笑) 彼の思いは次世代に受け継がれていくのだなと。 福島正則が三成を完全に嫌っているわけではないという描写になっているのも良かった。(史実では大嫌いだったようだけど)2025/03/16
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