ちくま新書<br> ごみ収集の知られざる世界

個数:1
紙書籍版価格
¥968
  • 電子書籍
  • Reader

ちくま新書
ごみ収集の知られざる世界

  • 著者名:藤井誠一郎【著者】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 筑摩書房(2024/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480076526

ファイル: /

内容説明

あなたが今捨てたそのごみはどう集められ、どう処理され、最終的にどこへいくか知っていますか? 自宅、会社、外出先それぞれで、実はごみの扱いも異なってくる。地域によっても特色があり、様々な工夫がなされているが、それには従事する人の頭と力が必要となる。もちろん環境や持続可能性を考えるなら、掘り下げる余地はまだまだある。自ら北へ南へ赴いて体験することで見えてきた、奥深い世界を紹介する。

目次

はじめに/第1章 「あなたが出したごみがどうなるか」知ってますか/1 清掃事業の全体像/2 「ごみ」はどう集められ、どう処理されているのか/3 ごみが出される現場で起こっていること/4 清掃車にもいろいろある! /5 家庭以外でも出るごみにも注意が必要/第2章 ごみ収集にかかわる仕事はいろいろありすぎる/1 ごみ収集作業員は先生にもなる/2 女性だけの収集チームもある/3 清掃車から流れるメロディ/4 職業差別を乗り越えた先進的な屎尿収集/5 環境をビジネスにした人/6 リサイクルの裏には人がいる/第3章 ごみと地域は表裏一体/1 北の大地、雪の中でのごみ収集/2 ごみ収集で考えた多文化共生/3 粗大ごみは宝の山──愛知県豊田市のリユース工房の取り組み/4 首長がごみ収集?その先にあるものとは? /5 繁華街美化モデルの他地域への展開──神田・鍛冶町二丁目の挑戦/6 祭りのあとのごみ/第4章 一緒に考えるごみと持続可能性/1 最終処分場を意識したごみ減量/2 どうすれば水平リサイクルができるのか/第5章 これからのごみの話をしよう/1 知られざる事業系廃棄物の収集の実態/2 清掃事業におけるDX/3 不測の事態へいかに対応するか/おわりに/参考文献/東洋経済オンライン「ごみ収集の現場から」での初出について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

93
インバウンドで日本に来た外国人は日本の街はキレイと言っているのを聞いたりするが、その影では収集や分別に携わっている人たちがいるからこそだと思う。1970から80年代々は、日本はタバコ全盛期だったので、吸い殻も道端にたくさん落ちていたし、ガムの噛んだ後もかなり多かった。その代わり今度は燃えないゴミがすごく増加している。そして気になるのがこれからの社会。若い人が減少する中で果たしてごみ収集をしてくれる人がいるかどうか。おそらくゴミの有料化は免れない。インフラを維持できるか日本。図書館本 2025/03/06

けんとまん1007

69
ごみ収集を一つのテーマとして、社会を、人の在り様を考える。そもそも「ごみ」とはから、考えた。分別し、町内のゴミ・ステーションに出す。回収され、焼却され、灰が活用される・・ことは、知識として持っている。自販機等も含め、自分なりには気を付けている。しかし、そこに関わる人たちや機関の努力は、なかなか想像するのは難しい。また、そういう人たちへの、謂れなき評価は、考えさせられる。ますます、細分化され、目の前のことしか見えにくくなり、それに慣れつつあることも多い。「エッセンシャル・ワーカー」は死語になったのだろうか。2025/02/02

1.3manen

54
ごみの向こうには人がいる。清掃従事者が尽力している(023頁)。だからこそ、分別や思いやりは出す人間の不可欠な配慮であろう。能登半島地震では、避難所からの避難ごみのほとんどは、簡易トイレの汚物(206頁)。清掃職員の衛生環境も劣悪のようだ。。 この本は、偉そうな演説をしている候補者や応援演説の政治家も必読である。 2025/07/18

たまきら

42
読み友さんの感想を読んで。徒歩圏内に大きなごみの焼却場があり、娘とイベントに行ったことがありましたし、清掃員もしていた芸人さんによる実録エッセイを読んだり…と、色々知識は持っているつもりではいましたが、福祉やコミュニティ政策を教える研究者が実体験をもとに書いている本書から伝わってくるものは大きかったです。隅田川の花火大会についても少し言及がありましたが、スカイツリーができた後しばらく、地域のごみ収集が大変だったことも思い出しました。ゴミと地域は表裏一体ー至言です。2025/10/25

特盛

36
評価3.3/5。図書館本。車中泊をすることが多く、たった一日でこんなにゴミが出るのか?と思うことがある。生きることはごみを出すことである。ゴミは生活の代謝の結果だ。なのにゴミについては良く知らないな、そんな気持ちで手に取る。本書はゴミ収集の現場にフォーカスを当てたルポタージュだ。ごみの向こうに人はいる、と著者は言う。収集の苦労や収集員への心の無い差別の実情が描かれる。読後、分別ルールを改めて徹底しようと思った。炎天下でごみを集める皆さんには頭があがらない。ご苦労様です、と声を掛けたくなった。2025/07/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22151360
  • ご注意事項

最近チェックした商品