立東舎<br> 悪霊物語(乙女の本棚)

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立東舎
悪霊物語(乙女の本棚)

  • 著者名:江戸川乱歩【著】/粟木こぼね【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 特価 ¥990(本体¥900)
  • リットーミュージック(2024/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784845641048

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内容説明

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人気シリーズ「乙女の本棚」第41弾は、文豪・江戸川乱歩×イラストレーター・粟木こぼねのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

目で見てはちっとも美しくないけれども、手でさわれば、たまらない美しさです。

小説家大江蘭堂は、取材のため人形師のアトリエに赴いた。そこでは怪しげな老人と、想像を遥かに超える作品たちが彼を待っていた。

江戸川乱歩の名作が、映画のワンシーンを切り取ったような美しさを持つ作品で人気を集めるイラストレーター・粟木こぼねによって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さっちゃん

44
乙女の本棚シリーズ。江戸川乱歩×イラストレーター・粟木こぼね。怪奇小説家の大江蘭堂が取材のため老人形師の仕事部屋を訪ねる。まだ誰も入ったことがないという仕事部屋には…。/死骸のような精巧な人形、そして暗闇の中で手で触って感じる触覚の美術。怪しげな老人の狂気にゾワゾワする。最後の美しい「人形」は何故ここに…。リレー形式で書かれたようで、ラストが唐突に訪れるため続きが気になって仕方ない。結局どうなったの…。2025/02/11

ぐうぐう

33
連作としての『悪霊物語』。その第一部を担当した江戸川乱歩の部分を収録。よって結末はないのだが、それがかえって余韻を深めている。乱歩はおどろおどろしく描写してはいるものの、この物語を楽しんで書いているのがわかる(それが連作というスタイルによるものかどうかはわからない)。とはいえ、本書の一番の驚きは「乙女の本棚」初登場となる粟木こぼねのイラスト画だろう。精緻でありながら、どこかで余白を残すその画は、何より美しく、ゆえに魅せられる。2024/10/16

ちえ

32
粟木こぽねさんの絵は初めてだけど、物語にぴったり。それにしても、ここで終わるのー(*´Д`)こわーい、どうしたって先が気になる。2024/12/29

Cinejazz

30
〝小説家<大江蘭堂>は、取材のため世田谷経堂の古い洋館の建つ人形師のアトリエを訪問する。そこでは、怪しげな老人形師「伴天連爺」こと<日暮紋三>と、想像を遥かに超える作品が彼を出迎えた・・・。「蝋人形は、どのように造るのですか」「画家がモデルを使うように、人形師もモデルを使います。生きた人間の肌に石膏を塗って型を採るのです。 まさか死骸からからではありませんよ。手で触ると、たまりませんよ。ふふふっ・・・〟<江戸川乱歩>とイラストレ-タ-<粟木こぼね>さんとのコラボによる、生死の世界を迷走する怪奇小説。 2025/04/05

29
図書館の新刊紹介の棚で、表紙絵の細密画に惹かれて手にしてみた。大作家江戸川乱歩作品初読みは、混乱と魅惑と自分でも知らなかった自身の心の欲望が掻き立てられて、妖しい思いのまま読了。いや、これは読むというより観る本かもしれない。細密画と江戸川乱歩の世界観が見事に一致していた。2024/12/04

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