内容説明
その怪は因果応報――。
コンプラ崩壊、悪魔の宴、全員が罪人。
怪談師が取材した《罪人たち》の怪奇譚!
善悪の境界が崩壊した現代に発生する様々な怪奇事件。
自分が正しいと信じている人々に降りかかる怪異は果たして不運なだけの凶事か、それとも……。
・虫を殺すのをやめられない男が夢で受けた警告…「継続の罪」
・不倫相手と寝ていると聞こえるうめき声の正体…「恋の罪」
・赤ん坊が店に来ると怯えるコンビニ店長の狂気と真相…「妄想の罪」
・地上げ屋の男に告げられた死の予言…「運命の罪」
・殺人事件の片棒を担がされた女の枕元に立つ霊…「共犯の罪」
・窃盗の犯人とその心の内まで言い当てる声…「青い罪」
・隣でお昼寝する園児に悪魔の如き囁きを繰り返す子どもとその母の恐ろしき連話…「邪悪な罪」
他、糸柳寿昭が取材した醜くも美しい恐怖、62例の罪と怪!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
25
ホラー。色々考える話が多かった。怖くはないかな、、、どちらかというと、不思議だったり、後味が悪い感じ。2024/12/22
雨
22
淡々としていて読みやすい。2024/10/09
eyemu
11
【怪談罪人】って何??? え、凄いワクワクする単語じゃん!!! ・・・って言葉に惹かれて読んだのだがちょっと物足りなかった。 聞いた話を【罪】というくくりで、まとめているみたいだけど…そうやってくくる必要があったのかな? なんだか、物足りなかったな。 【罪】くくりの書き方にしなかったら、もっと面白かった気がするなぁ。2024/10/23
Jam
7
幽霊も元は人間。生きている人間の狂気。本当の罪人というのは自分は善人だ、まともな考えを持っている…と信じこんでいる者たちにあるのでしょう。誰しも思い当たるところありませんか?生きている人間ですからね…2024/10/10
シェリー
5
全話会話形式で読みやすい短編集。 ゾワッとする話も何話かあってよかった。2024/10/19