内容説明
男女賃金格差、夫婦同姓の強制、堕胎罪。
日本の異常なジェンダー不平等は、明治期につくられた差別と財界主導でつくられた差別が原因だった!
常に国民とともにある政党として、ジェンダー平等やLGBTQの権利を守るための政策を、歴史と世界に学んで提示。
寄せられた質問への回答、日本共産党の自己改革も綴った一冊。
〈目次〉
序章 日本共産党はなぜジェンダー平等を綱領に掲げたのか
第1章 ジェンダーってそもそも何?―理論編
第2章 世界の流れはどうなっているの?―歴史編
第3章 ジェンダー平等後進国から抜け出すために―政策・実践編
第4章 未来社会とジェンダー平等―古典編
補章 みんなで議論し、考えよう―Q&A
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
樋口佳之
48
政策的定言の中で使われている「家族的責任を持つ労働者」がその責任を果たす事の出来る労働のルール。「家族的責任」があることは大事だなと。ただ、この観点と「起源」でエンゲルスが語る「私的家政」すなわち子どもたちの扶養と教育を、個々の家族におしつけるのではなく、「社会的産業に転嫁させる」ことは、どのような回路で接合するのだろうか。2024/02/11
katoyann
14
日本共産党中央委員会でジェンダー平等委員会の事務局長を務める著者が、日本共産党の立場から見たジェンダーの課題を紹介した本である。男女間賃金格差、性暴力、LGBTの権利保障という具合に包括的にジェンダーの問題に言及されているので、イデオロギッシュな部分を気にしなければ、教科書的であり、妥当な分析が提示されているといえる。特に介護労働の賃上げについては喫緊の課題であると思うし、女性に非正規雇用者が多いということも含め、最低賃金の引き上げの提唱も賛成である。ただ参考文献に志位和夫など共産党幹部の論稿が用いられ2025/01/24
kenitirokikuti
7
佐藤優が日本共産党100年批判本に、志位が日共流問い詰め術をアピって得意気になっている所を引用していた(引用は本書ではないが)。相手の案を引き出すのではなく、返事が是でも非でも不都合になる選択肢を持つ問いの回答を強いるというもの。まぁ、そもそも批判者の存在を許さないタイプの組織なので当然か。また佐藤の見解になるが、党生活により道徳性を高めるという性善説な発想があり、自分もそこが厄いと思う。2024/03/24
二人娘の父
7
著者は日本共産党中央委員会ジェンダー平等委員会事務局長であった(1月の大会で任務変更)。日本共産党がこの課題に取り組むことになった経過、理論的課題、そして実践など、日本の政党として考えうる限りの論点は網羅された著作となっている。タイトルにある通り、著者のスタンスはあくまでも「あなたと学ぶ」という、読者と視点を同じくしたもの。その配慮に、著者の人柄がにじむ。また党内の特に年配者が、この問題について単純な、直線的な理解や行動ができていない実情も率直に吐露している。総じてその誠実さに好感の持てる内容である。2024/03/19
Kaoru
2
分かりやすかった。が、政治色が強くて面食らった。2024/05/08




