内容説明
魚が空を飛び、鳥は地中を泳ぐ不思議な世界を描くファンタジー・シリーズ第三話。鰯とりの少年漁師ラビントットは、森からやってきた鮭漁師の一家と新しい同居生活を始めます。一家がまるひと月「夏眠」に入ってしまう間に、ラビントットはひとりで、くれない月にことごとく姿を消す魚の謎に迫る旅をするのですが、その行き先はなんと月なのでした! 自然との、未来と希望のある共生をテーマに展開する、破天荒で優しい物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
9
(図書館本)ラビントット第三巻。この巻ではラビントットは、森から鮭漁師の一家がやって来て同居することになります。この巻も面白かったけれど①②の方が良かったかな。読んでいて優しい気持ちになれるお話でした。2015/09/21
しーまま
6
ラビントット3冊目。話は面白いけど、挿し絵が好みじゃないんだよねー。2014/07/08
2時ママ
3
次女 小6 ひとり読み。2022/04/13
863
1
ラビントット第3巻。相変わらず魚は空を飛んでいます。なんとなく優しくて、ほっとする話。2014/09/24
omasa
0
私の想像のはるか上を行く展開。地球を飛び出し月の世界へ、それも魚と共に。くれない月の月での魚の様子、これは魚の生態に詳しい人でないと書けない。そして自然保護や命のつながりという視点。科学者の知識と深い理解あっての物語。何となくホーキング博士の「宇宙への秘密の鍵」を思った。その魚版、by越智さん。見返しに「優しく深いファンタジー」とあることに納得。そしてこれからはラビントットの成長物語が読めそうで、ワクワクだ。今回もことわざが多用されている。別冊か巻末付録で、耳長族のことわざ辞典を載せてほしい。2020/11/29
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