筑摩選書<br> 日本半導体物語 ――パイオニアの証言

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筑摩選書
日本半導体物語 ――パイオニアの証言

  • 著者名:牧本次生【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 筑摩書房(2024/09発売)
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  • ISBN:9784480018069

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内容説明

1955年にトランジスタラジオをソニーが商用化して以降、日本の半導体産業は次第に地力をつけ、80年代末には世界トップの市場シェアを獲得した。だがその後、日米半導体摩擦の影響を受け弱体化が始まり、摩擦が収まった後も日本半導体の市場シェアの低落傾向は続いて今日に至っている。この栄枯盛衰のドラマの裏側には技術者たちの奮戦があった。日本の「ミスター半導体」と呼ばれ、生涯を半導体とともに歩んできたレジェンド技術者が語る、業界の内側から見た日本の半導体開発70年史。

目次

まえがき/第1章 半導体の黎明期/1 半導体との出会い/2 「金の卵」のトランジスタ・ガール/3 米国に学ぶ/4 トランジスタの発明/5 シリコンバレーの起源/6 IC(集積回路)の発明/第2章 LSI時代の幕開け/1 LSIに向けての胎動/2 電卓が拓いたLSI時代/3 アットオドロク! LSI人事/4 LSI事業の立ち上がり/5 オイルショックの衝撃/第3章 日本の躍進と日米摩擦/1 DRAMで世界制覇/2 インテルに挑戦したCMOSメモリ/3 メモリが築いた黄金時代/4 国際会合での招待講演/5 幻の社長候補/6 日米半導体戦争火を噴く/第4章 マイコン時代の到来/1 マイコンの誕生/2 インテルか、モトローラか/3 世界に先駆けたCMOSマイコン/4 NMOSか、CMOSか/第5章 日立対モトローラの一戦/1 ICBMから生まれたZTATマイコン/2 ワインドダウン事件/3 トップ会談の決裂/4 真夜中の逃避行/5 日立対モトローラの特許戦争/第6章 マイコン大作戦/1 新分野を拓いた新型RISCマイコン/2 VLSIシンポジウムでの基調講演/3 Windows CEプロジェクト/4 リベンジのF‐ZTATマイコン/5 マイコン・カーラリー(MCR)/6 MGO──マイコン・グランド・オペレーション/第7章 日本半導体、なぜ敗退? /1 ピーク時50%に達した日本のシェア/2 日米半導体協定のインパクト/3 日立半導体のトップへ/4 「七月三三日」の交渉決着/5 二段階の降格/6 半導体新世紀委員会(SNCC)/7 二〇〇四東京国際デジタル会議/8 日本半導体の敗退/9 がんばれ! ニッポン半導体! /第8章 「半導体の窓」から見える未来/1 「半導体の窓」からムーアが見た未来/2 Makimotos Wave/3 デジタル・ノマド到来の予想/4 ロボット市場の立ち上がり予想/5 「一国の盛衰は半導体にあり」/6 「半導体の窓」から見えるクルマの未来/あとがき/謝辞

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

79
かつての一時期、半導体生産で圧倒的シェアを誇った日本が現在のように米中韓の後塵を拝するようになったのは、日本の半導体産業興隆に危機感を抱いた米国の圧力の下’86年に締結され10年間に及んだ「日米半導体協定」にあった。 一年半程前に読んだクリス・ミラー著『半導体戦争』ではショックレーのトランジスタ発明に始まる半導体開発を巡る、各国の半導体産業、個性的創業者に率いられたベンチャー企業の興亡を描いていたが、その中では多くを語られていなかった80年代隆盛を誇った日本の半導体産業の落日の原因を知りたく思っていた。⇒2024/10/05

Go Extreme

4
半導体の黎明期: 金の卵・トランジスタ・ガール トランジスタの発明 集積回路の発明 LSI時代の幕開け: 電卓が拓いたLSI時代 オイルショックの衝撃 日本の躍進と日米摩擦: メモリが築いた黄金時代 日米半導体戦争火を噴く マイコン時代の到来: マイコンの誕生 インテルかモトローラか マイコン大作戦 日本半導体、なぜ敗退: 日米半導体協定 2004年・東京国際デジタル会議 日本半導体の敗退 半導体の窓から見える未来: デジタル・ノマド到来 ロボット市場の立ち上がり 一国の盛衰は半導体にあり クルマの未来2024/10/06

ぺーはーせぶん

3
殿堂入り。凄い人の凄い歴史の物凄い本。 教科書に載せるべき!!一家に一冊!! サラリーマン、経営者、技術者、みんなに勧めよう。 また、マキモトウェーブ、半導体振り子、デジタルノマド、これらは占いにも重宝。ほんと素晴らしい一冊。感謝しかない。2024/11/25

nbk

2
日本半導体物語とあるが、著者は日立出身で、日立からみた半導体の歴史が語られている。もっとも、DRAMやH8マイコンで日立は市場を席巻したので日本の半導体市場への日立の貢献は大きい。 もちろん、著者の貢献も大きい。 ただ、日立も含めて、NEC、ソニー、東芝など、半導体製造メーカーが総合電機メーカーの1部門だったので、シリコンサイクルなどの不安定な市場では中々、選択と集中ができなかったと思う。 日米半導体協定も当事者の言葉として、わかりやすく、興味深い。2025/10/28

Mits

2
大変興味深い。専門的な話は完全に抜きにして、歴史的な流れだけで語られるのも、門外漢にはわかりやすい。実際に、時代が下るにつれ素人には理解不能になってくるんだろうし、これはこれでよい。 日本の半導体の内、メモリが沈んだのは必然だったとしても、それ以外については必ずしもノーチャンスってわけではなかったようだ。これから国内需要はもうあてにならんのだから、海外向けにモノを作って売るしかなよねぇ…… でもチップみたいな中間材の場合は製品に語らせるってわけにはいかんだろうから、コミュ力が試されるんだわ。苦手分野やね。2024/12/06

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