ちくま学芸文庫<br> 一四一七年、その一冊がすべてを変えた

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ちくま学芸文庫
一四一七年、その一冊がすべてを変えた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 472p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480513328
  • NDC分類 131.6
  • Cコード C0122

出版社内容情報

ルネサンス前夜のイタリア。教皇庁の書記官ポッジョ・ブラッチョリーニは、古代の文献を探し求める人文主義者でもあった。1417年、ドイツに旅に出た彼は、修道院で一冊の写本を発見する。それは、古代ローマの詩人ルクレティウスの『事物の本性について』。千年以上の眠りから偶然にも目覚めたこの作品は、キリスト教的世界観と真っ向から対立する宇宙論を高らかに歌い上げていた。ポッジョはこの詩を世に送り出し、それを読んだモンテーニュら様々な思想家・芸術家によって新しい時代が花開いていく──。一冊が引き越こした歴史を生き生きと描く、ピュリッツァー賞受賞の傑作。

解説:池上俊一


【目次】



第一章 ブックハンター

第二章 発見の瞬間

第三章 ルクレティウスを探して

第四章 時の試練

第五章 誕生と復活

第六章 嘘の工房にて

第七章 キツネを捕らえる落とし穴

第八章 物事のありよう

第九章 帰還

第一〇章 逸脱

第一一章 死後の世界



訳者あとがき

解説 池上俊一

原註/参考文献/索引

内容説明

ルネサンス前夜のイタリア。教皇庁の書記官ポッジョ・ブラッチョリーニは、古代の文献を探し求める人文主義者でもあった。1417年、ドイツに旅に出た彼は、修道院で一冊の写本を発見する。それは、古代ローマの詩人ルクレティウスの『事物の本性について』。千年以上の眠りから偶然にも目覚めたこの作品は、キリスト教的世界観と真っ向から対立する宇宙論を高らかに歌い上げていた。ポッジョはこの詩を世に送り出し、それを読んだモンテーニュら様々な思想家・芸術家によって新しい時代が花開いていく―。一冊が引き越こした歴史を生き生きと描く、ピュリッツァー賞受賞の傑作。

目次

第一章 ブックハンター
第二章 発見の瞬間
第三章 ルクレティウスを探して
第四章 時の試練
第五章 誕生と復活
第六章 嘘の工房にて
第七章 キツネを捕らえる落とし穴
第八章 物事のありよう
第九章 帰還
第一〇章 逸脱
第一一章 死後の世界

著者等紹介

グリーンブラット,スティーヴン[グリーンブラット,スティーヴン] [Greenblatt,Stephen]
1943年アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。ハーバード大学教授

河野純治[コウノジュンジ]
1962年生まれ。明治大学法学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Yuri Sato

11
この本が私の心をいちばん打ったのは、 読者に何かを選ばせようとしなかったところです。 ただ、そっと認めてくれるんです。 ときには秩序が必要で、 ときには心の中の星の流れに押されて進んでしまうこともある、って。 この本は、「迷い」というものの見方を 私に改めて教えてくれました🙂 前は、迷うのは進む方向がはっきりしていないからだと思っていたけれど、 もしかしたら迷いそのものが、 二つの星の流れが同時に心の中を流れている証なのかもしれませんね🌙2025/04/08

Go Extreme

3
現代化 物の本質について 修道院の図書館 ポッジョ 1417年の発見 軌道からの逸れ 歴史のスワーブ エピクロス哲学 物質と空虚 創造者の不在 偶然の結果 自然の実験 自然選択の先取り 脱・人間中心主義 魂の死 来世の否定 宗教による支配 恐怖からの解放 最高の目的は快楽 苦痛からの解放 ルネサンスの起爆剤 甘い蜂蜜の杯 幸福の追求 ルクレティウス 原子論 原子の衝突 ガリレオ スティーヴン・グリーンブラット 写本収集家 フルド修道院 詩という形式 心の穏やかさ ニッコロ・ニッコリ 文学的な美しさ2025/11/18

刳森伸一

2
エピクロスの唯物的哲学の影響を受けたローマの詩人哲学者ルクレティウスの『物の本質について』の写本発見を巡る歴史ノンフィクション。写本を発見したブックハンターこと人文主義者のポッジョの軌跡を追いながら、当時の状況や『物の本質について』の発見による後年の影響を語る。とにかく、その語り口がよく、広汎な内容を最後までダレることなく伝えている。些細に見える偶然的な出来事が歴史に強い影響を与えるなんてことも、本当にあるのかもと思わせる力がある。2025/12/14

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