二見時代小説文庫 剣客旗本と半玉同心捕物暦１ - 試練の初手柄

著者名：早見俊

二見書房（2024/10発売）

• ISBN：9784576240183

内容説明

新米同心の香取民部が槍の名手・船岡と共に初めて殺しの探索に！

船宿の女将に続いて大奥の奥女中の亡骸が発見された。
絡み合ったふたつの殺しに隠された謎を解き、民部と虎之介が権力に切り込む！

香取民部は蘭方医の道を断念し、亡き兄の跡を継いで十手御用を担ったばかり。武芸はさっぱりの「半玉」だが、相次ぐ殺しの探索を行うことに…。民部を支えるのは剣客旗本の船岡虎之介、叔父・大目付岩坂備前守の命を受け、兵藤成義一之宮藩主の闇を暴こうとしているが、それは民部の追う殺しとも関係しているらしい。そして兄・兵部の死の真相も明らかになっていく…。

豪放な師と一本気な弟子、新シリーズ第１弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[あき]

兄の死により蘭方医への道を諦め、見習い同心となった主人公と、剣客旗本のバディもの。兄の死の謎を追うシリーズなのかと思いきや、初巻でさっくり解決。次巻以降は主人公の成長ものになるのかな。旗本の方は無役ではあるものの、禄高も高く剣の腕もたつ。さらに大目付の叔父が後ろ盾とちょっとチート風味。同心と旗本、どちらも人となりが好ましいので次も読む。

2025/05/08