朝日文庫<br> 猫を救うのは誰か ペットビジネスの「奴隷」たち

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朝日文庫
猫を救うのは誰か ペットビジネスの「奴隷」たち

  • 著者名:太田匡彦【著者】
  • 価格 ¥760(本体¥691)
  • 朝日新聞出版(2024/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022621016

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内容説明

猫は蛍光灯を1日12時間以上あてると、年3回は産める──。人の都合で無理な 殖、病を招く交配、小さくても出荷、「不良在庫」を引き取る闇商売……。「かわいい」の裏側でビジネスの「奴隷」となる犬や猫たち。凄惨な実態を、信念の取材が暴く。《解説・坂上 忍》

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

丸々ころりん

17
動物を家族に迎える前に読んでおくべき一冊 2025/05/15

へっけ

7
ペットの生体販売の実情について。ペットビジネスで生計を立てている人から見たら世間には知られたくない内容だろうと想像出来る。ペットショップに並ぶ子犬、子猫達がどのような経緯でそこにいるのか。人間は生きるためならここまで残酷になれるのかと失望した。先進国にならって法規制が進んでほしいと思う。2024/12/21

鳩羽

4
ペットショップやペット売り場に並んでいる子犬や子猫たちが、どのように店頭まで来るのか、売れ残ったらどうなるのかなど、ペットと生体販売のこれまでと問題点を追いかけたルポ。猫というより犬の話題の方がメインな感じがした。規制があっても厳しい運用ができない実情は、犬猫のことに限らず、立ち入り検査の指導や命令を下すハードルの高さ全体の問題とも思える。買う消費者が悪い、煽るマスコミが悪い、売るペットショップが、劣悪な環境のブリーダーが、と、責任をグルグル押し付け合っているようにも読めた。2025/01/10

てくてく

3
ペットビジネスの、特にパピーミルの問題を描きつつ、アニマルウェルフェアの観点からそれを規制しようとする動物愛護法改正とそれを阻もうとする業界とのかけひきなどを明らかにしている。固有種を守る社会的責任を自覚している海外のブリーダーと、ペットブームの需要に応えることを優先して遺伝子リスクや母体をボロボロにすることに目をつぶって消費者にアピールしやすい子犬・子猫を確保することに特化した日本の「ブリーダー」の違いや、劣悪な環境で過ごした上で廃棄される多数の存在は無視してはいけない。2024/12/21

こけこ

2
読んでいて、途中で投げ出したくなるような現実。役所の杜撰さ、業者の汚いやり口。金の為に、いろいろなものが渦巻く世界。飼い主となる時に、しっかりと今後を見つめて決断をしないと、ペットたちを悲しませてしまう。みんなが知るべき現実だと思う。2024/11/05

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