内容説明
〈奪命者〉事件解決の代償として〈人形鬼〉ミゼリアを失った〈第六分署〉。そんな中、新たな事件捜査の命令が下される。
人間が魔術によって爆弾化させられてしまうという連続テロ事件――ローグは〈聖女〉カトリーヌを相棒に迎え捜査を開始するが、事件の背後に“思わぬ人物”の関与が浮かび上がり……!?
その一方で、ミゼリアの生存を打ち明けられず、ぎくしゃくするローグとカトリーヌ。さらには二大貴族リグトン家より派遣された〈魔剣〉を操る対魔女狩り部隊の横やりも入り捜査は難航する。
事件の真相、そして新たなバディの運命はいかに――?
魅力的な〈相棒〉に翻弄されるファンタジーアクション第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
35
奪命者事件解決の代償として人形鬼ミゼリアを失った第六分署。ローグは聖女カトリーヌを相棒に迎えて、新たな事件捜査の命令が下される第2弾。人間が魔術により爆弾化させられてしまう連続テロ事件。捜査を開始した事件の背後に浮かび上がる思わぬ人物の関与。一方でミゼリアの生存を打ち明けられず、ぎくしゃくするローグとカトリーヌ。そして二大貴族リグトン家の斬首部隊の横槍で難航する捜査。神出鬼没なミゼリアに要所でサポートされながらたどり着いた思わぬ真相は何とも皮肉でしたけど、変わっていく彼と魔女たちの距離感も良かったですね。2024/09/10
真白優樹
16
ミゼリアが表向きは死亡しカトリーナと共に人が爆弾に変えられる事件を捜査する中、魔女狩りの部隊の者が横やりを入れてくる今巻。―――門の先、垣間見えるのは惨劇の過去。 自由になったミゼリアが自分の思惑から協力し、カトリーナはカトリーナで信頼を一応は見せてくれる中で新たな事件に立ち向かう巻であり、前巻の犯人も絡み合い混沌になる中で真犯人の思いがローグと対比となる、世界観が本格的に深まって助走の先に駆けだしていく巻である。それぞれの思惑を見せ動く魔女たち、その中でも藻掻きの先とは。 次巻も勿論楽しみである。2024/09/15
なみ
14
シリーズ2作目。 何者かの手によって、人間が爆弾化される連続テロ事件に、ローグが相棒となったカトリーヌと立ち向かう。 展開の早さと迫力のあるバトルシーンがとても良かったです! 今回はカトリーヌがちゃんと〈聖女〉だな……と思いながら読んでいたのですが、最後にはしっかり衝撃的な台詞も。 この先、ミゼリアを含めた魔女たちがローグを、そして読者をどう翻弄させてくれるのかも楽しみです。2024/10/22
みやしん
13
作者なりに一生懸命伏線なり設定を作品に仕込んでいるのだろうけど、現状何がどう思惑の範囲なのかが不透明…というか、しなければいけない説明が色々出し惜しみ。ぶっちゃけ、今のラノベ業界でそんな悠長な事してて大丈夫なのか心配。続刊が出るのか心配。決して面白くないわけでないので、そろそろ不安材料は消化して欲しい。2024/10/13
椎名
12
首輪の外れたミゼリアをそのままにしてしまっていることに後悔と信頼の間で揺れるローグ、その新しい相棒となったカトリーヌとのやりとりが良いですね。完全に元カノを忘れられない男のようなムーヴなんですが、だからこそラストのカトリーヌの一言がぐっとくる。今後続けるための前振りのような一冊で、上手いことシリーズ化させたなと。2024/09/13
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