内容説明
ここは魔導都市ヴィノス。魔界と人間界の境界に位置するこの街は、魔界から迫り来る魔物を撃退する人類の防波堤の役割を果たしていた。その中心となるのは大魔導師・イシュタル。だが、彼女が引退するため、10人いる弟子の中から次の大魔導師を選ぶことに。
そのなかの1人、ジルベルトは堕落した生活を送っていたのだが……。
「師匠! 今日も絶好の修行日和ですね! 鍛錬よろしくお願いします!」
「……いい加減休ませろ!」
自堕落だったジルベルトの生活は弟子を志願する少女が現れることで一変し!?
ぐーたら師匠と魔術師の卵による師弟成長ファンタジー、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
魔界と人間界の境界に位置する魔導都市ヴィノス。大魔導師イシュタルが引退を表明して、10人いる弟子の中から次の大魔導師を選ぶ師弟成長ファンタジー。弟子の1人で堕落した日々を送るジルベルト。イシュタルが連れてきた弟子志願者ラピスに対して、一撃を入れた弟子にするという約束を交わす展開で、同居する御主人様が大好きだけれど毒舌気味なメイドのアルトも絡めながら、頑張るラピスとの間に少しずつ育まれていく師弟の絆があって、彼女の頑張りに刺激を受けて、自らもまた再び大魔導師の後継者を目指す熱い展開はなかなか良かったですね。2024/09/10
まっさん
17
★★★★☆ ここは魔導都市ヴィノス。魔界と人間界の狭間にあるこの街は、日々迫り来る魔物を魔術師たちが討伐する事で成り立っていた。そんな魔術師たちの頂点に君臨する大魔道師・イシュタル。彼女には10人の弟子がおり、次代の大魔導師をその中から選ぶ事に。その中の一人・ジルベルトは今日も堕落した生活を送る。とある事情から彼女の弟子を辞めようとした身であり、メイドのアルトと二人きりの日々を過ごす。そんな彼の元に弟子を志願する少女が現れて… これはかなり面白かったです。 ストーリーは大魔導師の元で魔術を学びながらと→2024/10/04
どんぐり@京都の何処かで
14
猪突猛進な弟子ラピスの成長とぐーたら師匠たるジルベルトの二人三脚的な、日常平和ファンタジーは楽しく読める。作品としては甘く、アルトを守る為とは言え、なぜイシュタルの直弟子を辞めずとも都市を離れなかったのか、なぜぐーたらになる必要があったのかはさっぱり。また頁数の割に他の兄弟子のことが書かれなさすぎ。ご都合主義的に読めば良いのだが、アナが多くでかすぎて少々気になる。2024/09/21
真白優樹
13
魔界と人間界の中間に位置する魔導都市を作り上げた大賢者が引退により後継者を選ぶことになる中、弟子であるも自堕落な青年の元に弟子希望の少女が現れ始まる物語。―――信じてくれる人がいる、だから本気になる理由がある。 弟子と師匠となり共に成長させ合っていく熱さがある物語であり、独特のドタバタも相まって真っ直ぐに楽しめる物語である。取り戻していく真っ直ぐな思い、示すはまだ残されていた成長の可能性。その一端は見せつけ合格はもぎ取る中、青年は弟子の少女と共にどこへ向かう事になるか。 次巻も勿論楽しみである。2024/09/13
つじ みやび
8
め〜〜〜っちゃよかった!!思わず一気読みするくらいには先が気になるし、凄くワクワクできてドキドキできて、たまに笑える楽しい作品。最高の家族のようで家族じゃない、仲間よりは親密な関係性、それが師弟!!そんな感覚をひしひしと感じました。 あとほんっっとに、バトル!!いい!!師匠とのバトルで成長していくの、大好きでしょ??読んで……!!少年漫画好きにはぜっっっったいよんでほしい。あ、コボローのイラストも待ってます!2024/09/10