講談社文庫<br> 文庫版 ぬえの碑

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講談社文庫
文庫版 ぬえの碑

  • 著者名:京極夏彦【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 講談社(2024/09発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065362433

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内容説明

百鬼夜行シリーズ新作長編!

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。
消えた三つの他殺体を追う刑事。
妖光に翻弄される学僧。
失踪者を追い求める探偵。
死者の声を聞くために訪れた女。
そして見え隠れする公安の影。

発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、
縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

51
謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれました。登場人物それぞれが事件を追い求め、導かれるように日光に集まっていく。もつれあう「化け物の幽霊」。全ては京極堂の憑物落としによって祓われ、全てが明らかになるのが気持ち良かったです。長い物語の骨格を上手く見せているように感じました。絡み合った「化け物」が綺麗に解ける瞬間が好きです。読みやすく、サラリとした読後感も爽やかで良いです。2025/09/10

優希

50
文庫で再読です。謎が謎を生み出していくのが見事だと思いました。秋彦さんの憑物落としで全てが明らかになる手法に引き込まれるのは相変わらずで、長い物語の骨格を上手く明らかにしていると感じました。もつれあう「化け物」が綺麗に解ける瞬間が好きです。2024/10/22

miel

27
マニアなので2周目の「鵺の碑」は電子書籍で読了。最終章の憑き物落としにすべてが詰まっている構成はいつもながらお見事、ここだけ読めば作品の骨格がわかるというのは読み返しにも便利なのよね。今回はあとがきの熱い解説を読みながら、あらためて本作の構造の妙を目次ページで確認するのが楽しかった。美しいレイヤーと言葉遊び、構築の緻密さとこだわりが素晴らしい。さすがデザイナーというよりもアーティスト。アーティストなんて軽すぎる言葉で称賛するのは不本意だけど、語彙が拙い私にはこれしか言えない笑 2024/10/21

マッちゃま

18
機械(コンピューター)はデータを入力すると直ぐ引き出せるけどバグるとデータが消えたり引き出せなくなる。人間はデータを覚えても直ぐ忘れたりもするが、思い出す事もある。そう「あれっ?」と感じたワードも、魅力的な謎と展開に押し流されて読み進めてしまい、後半になって「もしや?」と思い出せばトンでもな展開でした。世に不思議なし世は不思議なり…いやはや御見逸れしました。感無量で御座いました。あぁ~こう来たか!そりゃヤラれるわでした。何の事かと思われた方は京極氏のシリーズ系の本を読み漁ってみてちょ~よ。う~ん満腹満足。2024/10/26

みや

16
殺人を告白したメイド、失踪した婚約者の捜索、消失した三つの他殺体、古文書の調査、大叔父の遺品整理。日光で並行して進む複数の話が正に「ぬえ」のように繋ぎ合わさって一つの物語が完成する。途轍もないボリュームなのに巧みな構成のおかげで脳内を整理しつつ読み進められて、しっかり堪能できた。罪を忘れたい人、過去を隠したい人、虚無を満たしたい人、記憶を正したい人。当時の人にとって戦争は決して消えない「時間」であり、人生における「空白」なのかも。だからこそ今を笑って生きてほしい。御厨と寒川に別の未来は無かったのだろうか。2025/10/26

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