内容説明
母親と、その恋人が取り巻く家庭環境に苦悩する淀井。
トラウマにより、グロテスクなものに性的興奮を覚えてしまう村瀬。
ある日、村瀬が苛烈ないじめに遭っているのを目撃した淀井は、激昂し止めに入る。
それをきっかけに交友をはじめたふたりは、お互いの持つ痛みを知り、関係を深めていく。
ふたりのほの暗い青春に、光は差すのか――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きあら
21
会社の人が貸してくれた。マンガだけど、雰囲気は文学小説っぽい。だけどマンガだから伝わり易い部分もあると思う。淀井の年少期の描写は切なかった。2025/04/11
アウグスティヌスな独白
20
誰しも感じる疎外感と虚無な世界観を感じてしまう作品でした。展開的には村瀬クンが危ない気がしますが、圧倒的に淀井くんが、、、。痛いほどに切なくて寂しい気持ちになりますよ、声出して泣きたい。2025/03/23
まぁみ
19
KeizoさんのInstagramで知った本書。思春期、性癖、BL、友情…とても深い世界観ながら、文学作品でした。親子の絆って…いろいろと考えさせられました。まさかの展開に読後の余韻がとても深くて。出会えてよかった。傑作です。2024/10/07
おーすが
9
娘①からの借本。人と向き合うということの愛おしさを描いた青春BL。大人たちの葛藤も込められおり作者の力量というか懐の深さを感じた。他の作品も読んでみたい。2025/04/29
美葉
9
ラストを何度も読み返してしまう。2025/04/05
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