新潮文庫<br> 捨て童子・松平忠輝(中)(新潮文庫)

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捨て童子・松平忠輝(中)(新潮文庫)

  • 著者名:隆慶一郎【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 新潮社(2024/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101174211

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内容説明

死闘と悲劇の末、若武者となった忠輝は、知的で明るく涼しげな雰囲気を漂わせ、ラテン語やキリスト教を難なく理解していった。さらに、浅草の診療所では医業に精を出し、人種や身分をこえて信頼を勝ち取っていく。そんな中、金銀山の富を背景に大久保長安はただならぬ野望を抱き始めていた。策謀渦巻く不穏な世で忠輝は、己の信念を貫き通そうとするが、宿命の日は刻々と近づいてくる……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

14
少年から青年に成長した忠輝の周りを大人たちが陰謀を張り巡らす。陰謀の首謀者である大久保長安の配下でありながら忠輝に惚れ込んでいる雨宮次郎衛門や忍びの才兵衛は頼もしい見方だが、史実を知っていると何だか切なくなってしまう。伊達政宗の描く忠輝と五郎八姫の未来が「レジェンド&バタフライ」を思い出させる。2024/12/03

coldsurgeon

7
鬼っ子とも呼ばれる松平忠輝は、将軍家の血族であるがために、苦難の道を歩む。傀儡子の一族に認められ守られながら、フランシスコ会の神父や医師らと交流し、語学はもちろんリベラルアーツを身につけていく魅力的な若武者となった。二代将軍秀忠が目の敵にして、執拗に追う気持ちもわからないでもない。歴史を知っていると、さらに読み進めるのがつらくなる。2024/11/18

hiyu

4
松平忠輝は鬼っ子どころではない。だが、光り輝けばその闇もまた深くなる。本書の流れと史実どどう交わっていくかも非常に楽しみ。2025/07/31

シンチャイナ

1
成長した忠輝は越後福島潘の大名に、スペイン語わ話、医術を身に着ける2025/04/10

昼寝

1
忠輝その人以上に、傀儡、キリシタン、忍びの話が面白い。もちろん作者の意図はそこにあるのだろうが。2024/11/30

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