内容説明
バスギアス軍事大学の第四騎竜団の候補生たちのなかで、ヴァイオレットは持ち前の頭脳と敏捷さを武器に、危険な戦いを続けていた。だがどんなに能力がある候補生も、竜に選ばれなければ騎手にはなれない。ましてや、小柄で華奢なヴァイオレットは、竜と絆を結ぶことができるのか……？ その試煉の日まで生きのびた彼女を、思いがけない結果が待ち構えていた！ そんななか、第四騎竜団の団長ゼイデンに、ヴァイオレットは強く惹かれていく。何重にも絡みあった因縁の宿敵である彼に――Amazon MGM Studiosで映像化進行中！ 〈ニューヨーク・タイムズ〉ベストセラーリストに１年以上ランクインを続け、42カ国で翻訳が決定した、大人気ロマンティック・エンターテインメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
187
上下巻、800頁超、完読しました。ヒロイン・ロマンタジー成長譚、面白くなくはないですが、全五部作構想、第二部も出版済ということで、良い所で第一部終了です。アメリカでは400万部超のベストセラーと言うことなので、人口比で計算すると、日本では100万部以上売れないといけないですが、１万部も売れなそうな感じです。 https://www.hayakawa-online.co.jp/special/fourthwing/2024/10/29
ナミのママ
82
戦闘場面はさらに激しく竜の戦いぶりは圧巻だ。恋愛場面は濃厚に官能小説のごとく激しい。生と死が胸に迫り、友情に胸が熱くなる。スピード感ある展開に、ちょっと待って！と言いながら最後まで先が読めない。この世界観にどっぷり飲み込まれ、異世界で暮らした二日間だった。上下巻800ページ一気読み。2024/09/16
pohcho
65
下巻は官能小説のような場面が多くてアダルト向き。ラブは好きだけどエロが多すぎて、日本人的にはちょっと・・だが西欧には受けそう（これがロマンタジーなのかな）後半は学外に出て次々と新事実が発覚。新たな敵との闘いでどんどん人が死んでいくが、最後の最後に意外な人物の登場で「！？」となって終了。かなり続きが気になるエンディングだった。2024/11/28
小太郎
50
下巻の途中までは少女趣味強めの１８禁ハーレクインロマン風の流れ、これＹＡじゃないでしょ、と思ってたのと 違って少々がっかりしてたんですが流石全米を揺るがす？ベストセラー、後半の怒涛の展開に目を剝いてしまいました。過酷なファンタジーと言ってる割には？だと感じた自分の浅慮を恥じます。戦闘場面の血沸き肉躍るシーン、ヴァイオレットとゼイデンの心の揺れ、予想を上回る裏事情など、作者の正に手慣れた、それもかなりのページターナー振りにやられてしまいました。早く続きが読みたいです。早川さん途中で挫折しないでね。★４2025/01/07
ヘラジカ
47
もし中高生の頃に読んでいたなら一ヵ月はこの本が頭から離れなかっただろう。それくらい面白い。王道ファンタジーでありながらミリタリーもの学園ロマンスであり、日本のコミックに根付いた異能系バトルアクションでもある。みんなが大好きなエンタメ要素が盛り盛りで、更にその世界はまるでGOTように壮大。それなのに物語自体は複雑になりすぎず実にスタイリッシュ。成程、膨大な数の読者を獲得したのも頷ける。これは稀代のページターナーだ。ラスト１ページはクリフハンガーが強烈すぎて思わず笑い声が出てしまった。次巻は一体いつ出るんだ？2024/09/15
