内容説明
自転する地球儀が開く門――その先には、剣と魔法と陰謀が彩る異世界があった。アルジラ王国に生まれた男は身分を偽り名を変えて、カラトヴァ王国の実権を握ろうとする。王室顧問官ファビオンと三人の魔女は彼の野望を察するが……。地球儀を手に入れた白川周一郎と姪の多夢がおもむく異世界を描いた第二巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
お腹ボン!
3
前回主人公二人が飛び込んでしまった異世界のお話。始めと終わりに二人はここに来たよと仄めかしただけで、メインはこの世界「カラトヴァ王国」の状況がどんなんで、そこにいる人達がどんなんかという・・・。善悪がはっきり分かれる登場人物、中でも三人で一人前という美し過ぎる魔女達とその主人に期待してしまう。が、残念ながら次回に続いてしまった。田中先生の戦闘場面は勝って欲しい方が勝つので気持ちいい。私の切なる希望は全作品イラストは皇なつきさんでお願いしたい!2013/06/13
Tetchy
3
今回は主人公である周一郎と多夢は最後にその名前のみ出てくるだけで、メインは自転地球儀世界の、恐らくこのストーリーの中核を成すキャラクターであるグントラムの立身出世物語で、通常ならば番外編、外伝物にあたるようなもの。御蔭でほとんど『アルスラーン戦記』や『マヴァール年代記』の亜流を読んでいた気分である。ここに周一郎と多夢がどのように絡んでいくのか、田中版ハイブリット・ファンタジー、次回が楽しみである。2009/07/19
Humbaba
2
王子の学友.それは栄達への輝かしい道に見えた.しかし仕えた王族の欠点は想像力が欠如していることであった.常に優遇されてきたからこそ,問題に直面しても,想像と理想との区別がつけられない.そして,そのような欠点は忠臣を最も傷つけてしまうものとなる.2010/11/01
しんた
1
前の巻と全く違う内容。三人の半人前魔女の設定も面白い。次が楽しみ。2012/05/27
Humbaba
0
本物になろうとする偽物。どちらも見た目としては同じだったとしても、偽物は本物になろうとする意思があるだけに価値が有ることもある。自分自身が本来それとは違うものであるという自覚があればあるほど、新しい物になって生きていこうとする気持ちと、それにかけるものは強い。2016/03/20
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