内容説明
こんなに、ほんとに読んだのね。
美味しいお茶とおやつ、かたわらには猫......今日もゆるゆるページをひらく。「読書と暮らし」のあれこれを軽やかにつづった話題のエッセイ集が待望の文庫化。新章「それからの日々」も収録した完全版! 【巻末対談】酒井順子×小林聡美「わたしたちの、本のある日々」
目次
まえがき
I 出会いと気づきの日々
II 言葉のふしぎ
III 先輩たちの本
IV 愉しいひとり暮らし
V それからの日々
巻末対談 酒井順子×小林聡美「わたしたちの、本のある日々」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
69
著者の小林聡美さんは、1965年生まれの俳優さん。映画やドラマに出演の傍らエッセイを中心に幾つもの著作がある。本書は、週刊誌に連載の書評をまとめたもの。文庫本4ページの中に、2点の本が取り上げられ、著者の身辺記事や友人・知人の話題が彩りを添えている。何より話題が豊富で、難しい言葉は少なく、豊かなボキャブラリーがテンポのよい流れを造り出している。対象となる本は幅広く、未知の書物に多く触れることが出来た。猫と二人住まいという著者であるが、思いは常に過去・現在・未来の世界に馳せていて、大いに楽しませてもらった。2024/09/30
阿部義彦
24
マイ本屋の文庫新刊棚にて、えっ毎日文庫って有ったのか?初見かも、2018年創刊だそうです、5、6冊並んでたけど私の好きな本関連と言うのでこの本を多分毎日文庫初めてゲット!小林聡美さんの『サンデー毎日』に連載した読書エッセイ。著者は読書家では無いと謙遜してますが、選ぶ本のセンスが良いです。出版社で言えば、岩波が申し訳程度に1冊、他は河出書房新社、筑摩書房、農文協、港の人、ミシマ社、幻戯書房、何気に平凡社が多いのも、私的にはポイント高いです。著者で言えば佐野洋子、末井昭、そして何よりも辛酸なめ子さんの名前が!2024/08/22
はな
23
本のある愉しい暮らしのエッセイ。ゆるゆると読んでいると心地よくいつまでも読んでいたい気持ちになりました。読みたい本も何冊も登録しました。2025/06/15
おいしゃん
21
読書家ではないと断言する著者だが、どこからそんな本をチョイスしたのだろうと思ってしまうような、難しいジャンルや癖のある本が多々。2024/10/19
はち
16
「サンデー毎日」で連載した4年間の読書エッセー。小林さんが興味を持っている「猫」「山歩き」「俳句」「おひとりさま」を取り上げた内容のものが多い。彼女は「自分は読書家ではない」と言っているが、難解そうな本もわかりやすく説明、書評されていてさすがだ。おかげで私まで読んだ気になった。「親の介護、どんな作業より母親の世間話を聴き続けるのが辛い」とか「田舎暮らしに憧れるが、熊が怖い」私と同じだ!と嬉しくなった。「おひとりさま」を楽しく過ごす本、女性ばかり描いているのはなぜ?の部分も苦笑い😅。2025/06/27
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