古本屋になろう!

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古本屋になろう!

  • 著者名:澄田喜広
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2024/08発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787292230

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内容説明

古本屋という商売を始めよう! リアル古本屋経営の基礎とは何か、開店の準備、仕入れのノウハウ、棚作りのコツ、値付け方法、専門店か総合店か、どのようにして利益を上げるのか――激戦区で長年店をかまえる著者が、イロハからそろばん勘定までを指南する。

目次

まえがき

第1章 古本屋三十年史
 1 古本屋の三十年早わかり
 2 古本屋の歴史とビジネスモデルについて
 3 古書店の種類
 4 素人とプロの違い――古本屋の場合

第2章 本に関する知識
 1 多岐にわたる本の知識
 2 本の流通

第3章 古本屋の技術
 1 本を運ぶ
 2 本の欠陥を見つける
 3 本の整理
 4 古書の市場
 5 相場と駆け引き

第4章 古本屋の経営
 1 経営から見たプロの古書店
 2 古本屋は物販業

第5章 一冊の本はどのように古書店にたどり着くか
 1 本は高いほうに流れる
 2 セドリと古書流通の変化
 3 本の売価と専門店の役割
 4 インターネットによる古書流通の仕組みの変化
 5 古書には三つの価格がある
 6 仕入れ
 7 買い値の決め方――当店の場合

第6章 相場はどう決まるか
 1 古書市場での取り引き――いわゆる相場
 2 適正価格とは何か

第7章 商売と古書店
 1 商売とは何か、なぜ利益を上げられるのか
 2 物販業としての古本屋のビジネスモデル

第8章 古本屋の新しいビジネスモデル
 1 セレクトショップ型
 2 自給自足型
 3 発見型総合古書店
 4 専門店
 5 新古書店
 6 検索型の総合古書店

第9章 これからの古書店を考える

資料1 目録の用語――本の在庫カタログを作るときに使用する用語
資料2 本の判型など
資料3 古本屋の連絡先
資料4 古本屋の道具
資料5 資金計画について
資料6 古物商の許可申請
資料7 開業資金内訳表

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さく

21
ビブリア古書堂を読んで、古本屋さんはどうやって本に値段を付けているのか気になって読んでみました。古本屋の経営について具体的に書かれていて、古本屋とか普段全く行かないけれど興味深く読めました。2016/04/23

ふろんた2.0

14
吉祥寺の古書店よみた屋の店主の本。古書店の開業から仕入れ、値付け、販売に至るまでのマニュアル本。リストラされたら起業しようと思ってたんだけど、大変そうだな。立地は買い取りベースで考える、古書交換会などBtoBの取引もかなり多いというのが新たな発見。2015/07/14

Yukiho Akechi

11
いやー、とても勉強になる本でした!古本屋関連の本に有りがちな、「とにかく古本屋は儲からないから覚悟しとけ」的な悲壮感あふれる内容ではなく、ちゃんと一家を支える儲けを出すために考えなければいけないことをたくさん教えてくれた本でした。自分も将来「発見型総合古書店」をやりたいので、今から古本や経営の勉強をしたいとおもいました。2014/12/30

メモ帳

9
具体的な内容が多く、興味がある方には参考になると思う。内容的なものよりも、厚さ、硬さ、函付きか、デザインなどのメタメッセージの方が実は重要とあり、読む方としてはいい本とはどういうものなのかな、と考えてしまった。古本もどこまで電子書籍に変わっていくのだろうか。古本市見てみたい。2017/04/29

秋山真琴

8
傑作である。お店のサイトに「売れる店作りのために」という従業員向けのメッセージを掲載しているところが、最高に格好いい店長が、古本屋業界に新規参入しようとする若者を歓迎するために書いたノウハウ本。精神論的なものは排されていて、代わりにあるのは経営のイロハと業界秘とされてきたであろう舞台裏。独立して古本屋を営もうと考えているひと向けに、出店場所の好立地条件から、日々の利益の出し方まで、ことこまかく説明している良書。読んで、良かった。今年のベストである。2014/12/14

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