ちくまプリマー新書<br> 学力は「ごめんなさい」にあらわれる

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ちくまプリマー新書
学力は「ごめんなさい」にあらわれる

  • 著者名:岸圭介【著者】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 筑摩書房(2024/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480684929

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内容説明

ことばは思い通りに伝わらない――ことばが持つ意味と価値を正しく理解し、聞く・話す・書く・読む・解くの5つの技能を見つめ直すことで、より高い学習能力とコミュニケーション能力を身に付けるヒントを示す1冊。こんな人はズレているかもしれません!! (1)人の話はしずかに黙って聞く (2)すらすらと本を読むのは得意だ (3)問題が解けるとうれしくて仕方ない

目次

はじめに/第1章 ことばの意味と価値──「ごめんなさい」に見えることばの学び/「ごめんなさい」には違いがある/ことばの意味は経験で決まる/ことばの意味には「軽さ」と「重み」がある/親の感情と子どもの「はい」/「ごめんなさい」の「質」と「量」を考える/ことばが届く人と届かない人/ことばの価値は聞き手が決める/ことばに「悪意がない」という罪/「ことばの教育」の重要性/第2章 聞くこと──「しずかにしなさい」がうばうもの/「聞くこと」の正体/話をしたい子ども、聞きたくない大人/「しずかにしなさい」がうばうもの/「話を聞く」≠「しずかにする」/「話を聞かない子」への誤解/話を聞くようになる境界線/「listen」のススメ/「話を聞けない子」の家庭環境/「なぜ人の話を聞くの?」への答え/子どもが話を聞く理由と「相手意識」/第3章 話すこと──「おはようございます」は必要ないか/「あいさつ不要論」/「型」としてのあいさつ/ことばの意味や価値を増やす視点/「あいさつ」で友達ができる? /「親友」という危うさ/「安定した環境」で成長するとはかぎらない/「恥ずかしがりや」はチャンスを逃す/たった一回の「こんにちは」が…… /ことばづかいが友人関係をつくる/ことばを使い分ける習慣/第4章 書くこと──「もう書けたよ」への正しい評価/「書ける」の落とし穴/「学習」という名の作業/ひらがな練習が教えてくれる学習への姿勢/「早くしなさい」の弊害/生活習慣は学力に反映される/テストの点数だけではくらべられない/教育熱心な親が子どものやる気を失わせる/「数字」のあいまいさ/「点数」ではなく「内容」に目を向ける/テストで書いた「名前」が教えてくれるもの/第5章 読むこと──「すらすら読める」は読めているとはかぎらない/「もっと本を読みなさい」の思い違い/「音読」は逆効果? /「すらすら読める」という不安/「おはよう」の表現は文脈で決まる/他人の頭の中は見えない/小学1年生の教材で「読む」という行為を考える/「形式」と「内容」の理解/「具体」と「抽象」の理解/「順序」の理由/「読む」、「聞く」、「話す」、「書く」はつながっている/第6章 解くこと──「算数ができない子」のつくられ方/「うちの子は算数ができない」の裏側/小学1年生の足し算の難しさ/「見直し」の頻度/「見直し」の中身/ことばの理解が「計算力」に影響する/見直す習慣と「生活」/「算数ができない子」のつくられ方/「間違えること」は成長への通過点/「できた」、「わかった」の落とし穴/「解く価値」をどこに置くか/「解けること」をゴールにしてはいけない/おわりに──「ことばの教育」で子どもは伸びる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Yodo

25
意識高い系の小学1年生の教育本。「ごめんなさい」は子供によってというより、人によって意味合いが違って、何でも謝っちゃう大人もいるしな、と同感できた。読み進めて、字の練習で子供が全速力で完成させると、丁寧に書くようにと、文句を言ってくるみたい。気分良く音読していても、内容分かっていないと言ってくるみたい。私は音読の指摘が大嫌いだった。音やリズムを最初に覚えて、意味は何となくで後から理解すれば十分でなかろうか。大人の説明と子供の理解の差に子供自身で気付くのも経験だよ。自由にさせていいんじゃないだろうか。2024/08/26

くぅ

22
あまり共感できず。うん、いかにも教員だ…。私は小学生のうちに親友だ!ってたくさん思うのは別にいいと思いますよ。だんだん学ぶんです、自分で。親友とはなにか?と。恥ずかしがり屋はチャンスを逃す!も、それを理由に挨拶するように引っ張り出すのもどうかと。恥ずかしい中でも自分からできるようになるタイミングってありますよ。いずれもそこに初期の段階から親の介入なんか不要と思います。字の習得は褒めていいんです、褒めつつ教えなきゃ。それからガチの読書好きは国語のテスト、点取れますよ。もうちょっと多角的な視野が必要では?2026/02/12

藤井宏

21
子供に対する叱り方に濃淡がないと、いつもと同じかと、軽いごめんなさいになる。同じ言葉でも言葉通りに受け止められているかは別。なるほどと思うのだけど、子供の意図を正確に把握し成長を促すためには、現場にも人手が十分にいるなと思った。授業中にさわがしくしている子供にいちいちなんでさわがしくいるかを考えて対処なんて、そうなんでしょうけど、先生もメンタルやられるわ。2025/01/27

ユーユーテイン

16
書店のポップに「もっと早く知りたかった!」とあり、興味を惹かれて読んだ。言葉には意味と価値があり、小学1年の時にそのことを理解しているかどうかがその後の学力の付き方に大きく関わってくるという。人の話を共感的に聞くこと、自分から挨拶をすること、名前を丁寧に書くこと、著者の考えを汲む読み方をすること、日々の基本的な積み重ねが学力を付け、チャンスを増やす。人の成長には間違いや失敗が必要だが、指摘して正しく導いてくれる大人に会えるかどうかは運だと思った。わかる・できるも思考停止する害があるという指摘にハッとした。2024/11/03

pppともろー

11
同じ「ごめんなさい」「見直し」でも、大人と子どもで意味している内容が異なる。安易に言葉を使うとそういう価値観を身につけてしまう。中高生向きのレーベルだが、大人や指導者が読んだ方がいいだろう。2024/11/02

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