GA文庫<br> 極彩の夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。 (シリーズ:透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。)

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GA文庫
極彩の夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。 (シリーズ:透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。)

  • ISBN:9784815621469

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内容説明

「じっとしてて、花びらがついてる」
桜が満開を迎えた四月、東京の夜。
目が見えない大学生・冬月小春は今、好きな人と過ごしている。名前は空野かける。三年前に出会った彼は、少し高い声でいつもこうしてそっと気遣ってくれる。顔は見れないけど、とても素敵な人だってわかる。そして、私に未来をくれた大切な人。
けれど、奇跡がいつまでも続くとは限らない。でもきっと、うれしいこともつらいこともこれからの人生全部が、あの日見上げた花火みたいに極彩に色づいていくと思う。
――GA文庫史上、最も不自由な恋の続きを描いた感動の後日談。
「かけるくんと出会えて、よかった」

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
桜が満開を迎えた四月、東京の夜。目が見えない大学生・冬月小春の不自由な恋に起きた奇跡のその続きを描いた後日談。三年前に出会い、少し高い声でいつもこうしてそっと気遣ってくれた空野かけるの存在。顔は見れないけどとても素敵な未来をくれた大切な人がいて、自分のことを支えてくれる両親がいて、そんなかけがえのない日々を過ごせるからこそ、彼女がふと抱いてしまう不安。望外の幸せを得たからこそ抱いてしまう彼女の不安も分かる気がしましたけど、彼女を肯定してくれるかけがえのない人たちと過ごしたその後の物語を読めて良かったです。2024/08/07

和尚

22
続巻という事で読了、良かったです。 前巻も好きだったのですが、終盤でもっとそこまでの部分を見たかったなのところを描いてくださっていて嬉しい一冊でした。 二人の物語のみならず、両親についても描かれていたのが特に好きでした。はい、僕は親子には弱いのです。 幸せな空気の優しい物語でした。2024/08/19

真白優樹

18
奇跡は終わりいつかはお別れの日が来る。だとしてもと懸命に生きた日々を小春視点で描く後日談。―――当たり前、例え違っていても、愛は同じ。 親戚の悪意なき指摘に心揺らされ、かけるの母親に何も関係なく受け入れられ、強くなりたいと頑張る。 小春視点での愛を描いていく巻であり、前巻と併せて一つ、何気ない当たり前の日々の中に確かにあった愛の形が尊い巻である。終わりはいつかくる、奇跡は何度も起きはしない。だけど彼に出会えた、それが一番の奇跡。それがあったからこそきっと最後まで幸せだったのだ。 うん、とても面白かった。2024/08/13

日坂愛衣

15
お母さんのネックレスの話がちょっとグッと来る感じがする。そしてやはり親子関するの話も全てが素敵と思う。2024/08/08

あんみつ

14
小春視点で描かれた極彩。 とても良かったです! 彼女の想いが分かって、読了後はスッキリした気持ちに。 素敵で綺麗で強くてたくましい小春は憧れです。 未読の方はかけ恋と共に読んで頂ければと思います!2024/10/24

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