内容説明
王の子を身ごもっても結婚はできない。私には誰にも言えない秘密があるから。
祝賀舞踏会の夜、国王秘書のウィニフレッドは灯りを消し、やっとベッドに潜り込んだ瞬間、誰かの手に触れて凍りついた。「来てくれたんだね。待ちくたびれたよ」この声は……私のボス、オーガスティン国王?部屋を間違えた! そして彼も私を誰かと勘違いしている。抗うべきなのに、ウィニフレッドは正体を伏せたまま身を任せた。じつは5年前に仕えて以来、ずっと彼に憧れてきたのだ。だが代償は大きく、ウィニフレッドは王の世継ぎを宿してしまう。私には母親になる資格なんてない……。でも、どうすればいいの?
■『夢の舞踏会と奪われた愛し子』『王子が選んだ十年後の花嫁』に続く、ジャッキー・アシェンデンの魅力が詰まったドラマティックなロイヤル・ロマンス! ダニー・コリンズ作品好きにはたまらない、際立った個性が光るヒロインに要注目です。