バットマン:アースワン

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バットマン:アースワン

  • ISBN:9784796871440

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内容説明

敵と味方の境界線が曖昧なゴッサムシティで、闇の騎士になろうとするブルース・ウェインの前途に、かつてないほどの困難が立ちはだかる。復讐に燃えるブルースは両親を殺した真犯人や、犯罪者を野放しにする汚職警官に罰を与えることを誓い、狂気に満ちた自警団活動に乗り出す。もはや誰も……アルフレッドですら彼を止めることはできない。ブルースの運命はいかに!? 本書は、『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー・リストにランクインした『スーパーマン:アースワン』の系譜に連なる第2弾として出版された作品です。パラレルワールドであるアースワンにおいて、作家陣が「闇の騎士」の新たな神話を創造した描き下ろし作品です。アメコミおける長い歴史や過去の設定や常識などは無用。アメコミ初心者にも気軽に読めるバットマン作品の一つです。

マスクを被ったバットマンの目が見えるというのは久しぶりのことである。だが、これは小さな変更点などでは決してない。バットマンの真の魅力は内面にあることを、ジョーンズとフランクはよく理解している。そして今、まったく新しく、かつ衝撃的な姿が明らかにされる。表面だけでなく内面も。
――ブラッド・メルツァー(作家/代表作『偽りの書』)

『スーパーマン:シークレット・オリジン』(未邦訳)で鋼鉄の男を再定義したジェフ・ジョーンズとゲーリー・フランクが、今度はブルース・ウェインに取り組み、才能ある作家の手にかかれば、バットマンの伝説も決してマンネリにはならないことを証明してくれた。アルフレッドは元英国海兵隊、ペンギンは実に不気味でサディスティックな悪人と化している。見事だ。
――デヴィッド・ゴイヤー(脚本家/『ダークナイト ライジング』『マン・オブ・スティール』)

バットマンに新しいアレンジを加えるなんて不可能だと思うかもしれない。しかし、ジョーンズとフランクがそうではないことを証明してくれた。独創的で、驚きと情感に満ちている。必読の1冊である。
――デイモン・リンデロフ(プロデューサー/代表作『LOST』)

●収録作品●
『BATMAN: EARTH ONE』
(c) & TM DC.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

すけきよ

8
バットマンを現代風にアレンジした、ほかのDC作品とは関わり合いのない異世界の物語。『イヤー・ワン』以上に素人なバットマンは見ていて正直つらいんだけど、この作品の主人公は、我々のイメージとは大きく異なる無頼なアルフレッド。もう完全にイーストウッド的老闘士で、こちらのロマンスグレーも……ゴクリw。彼だけでなく様々な改変がなされているんだけど、それも気にならない。また、様々なキャラクターのオリジンにもなっていて、誰がどう変貌するのかも気になる。果たしてブロックは誰になるのか? これは続き読みたいなぁ。2013/03/28

辺野錠

5
面白かった! 殴られたり転落したりワイヤーガンぶっ壊れたりと物凄くリアルなバットマン。事なかれ主義から立ち上がるゴードンがかっこよかった。元軍所属の腕っ節の強いアルフレッドもツボ。ラストの活躍シーンもかっこよかった。今後の布石がちりばめられた最後もいい感じ。次の敵はジョーカーかと思ったけどあの人なのね。早く続きが読みたい。むしろこの作品、原書が発行されてから1年もたってない最近の作品だったのか。ブロックのその後が気になるんだけど流石に彼がジョーカーにはなりませんよね……?(笑顔繋がりで) 2013/03/29

daiyuuki

4
このバットマン誕生編で新しいのは、ブルースウェインの父親が政敵から狙われていたこと、ブルースの母親の忌まわしい過去、アルフレッドが特殊部隊出身のタフガイであることなどで、クリストファーノーラン監督のダークナイト3部作と同じように、バットマン誕生編をより現代的に蘇らせる工夫が上手くいっていて、続編が楽しみです。2014/06/18

Kazunori Yuki

2
モリソンサーガの序盤戦においてその難解さに頭痛くなってきたので、ふと休憩がてらと思って積読してた本書を手に。いやはや、エルスワールドのおかげで予備知識不要でスラスラ読めてめちゃくちゃ楽しめた。これよ、これがいい。たぶん、ごちゃごちゃ心理描写がうるさいグラント・モリソンが苦手なんですわ自分。2023/10/08

えんじ

2
従来とは別世界を舞台にしたもうひとつのバットマン イヤーワン。あるいはオリジン。バットマンとスパイダーマンのオリジン(誕生秘話)は映画でもコミックでも何度も見ているのでさすがに新規性はなく面白さも目減り気味。ただ、そうはいっても、落語が何度でも楽しめるようにこれにはこれの楽しみがあります。でも、本作の新しさ、面白さは結局、執事 アルフレッドの新解釈に尽きると思います。2013/03/30

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