小学館文庫<br> 狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部

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小学館文庫
狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部

  • 著者名:門田隆将【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 小学館(2024/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094073799

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内容説明

公安捜査官「実名」ノンフィクション。

 50年にわたって逃亡を続けた桐島聡が死の間際に名乗り出たことで改めて注目されることになった「東アジア反日武装戦線」。

 1974年、東京・丸の内、三菱重工ビル。昼休みを終えようとするオフィス街に轟音と爆風が駆け抜けた。瞬く間に立ち込めた白煙、正視に耐えない遺体、身動きできない重傷者の上に容赦なく砕けたガラスの破片が降り注いだ。

 現場に駆けつけた捜査官は、爆発の衝撃でコンクリートに生じたすり鉢状の孔に向かって心の中で語りかけた。

 おまえら、やるのかよ。こんなことやっても世の中はなんにも変わりゃしないんだよ。なんでこんな罪もない人たちを殺すんだ。俺たちが「受けて立たなきゃいけない」じゃないか――。

 犯行声明を出したのは「東アジア反日武装戦線“狼”」。11件に及ぶ連続企業爆破事件の嚆矢だった。

 史上最大のテロ「三菱重工業爆破事件」を引き起こした謎の犯人グループは、天皇暗殺まで企てていた。「狂気の犯罪」に警視庁公安部はどう立ち向かったのか。

 捜査の指揮を執った土田國保警視総監の日記を初公開。日本で初めての公安捜査官「実名」ノンフィクション。

解説:佐々木類

※この作品は過去に単行本として配信されていた『狼の牙を折れ~史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部~』 の文庫版となります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

No-Taka

5
逃亡犯が捕まった、というニュースは見て知っていたものの、そういやこの辺の事件のことよく知らねえなと思って購入。自分が生まれる10年やそこら前にこんな事件が起こっていたと思うと、昭和末期〜平成は、近代日本の中では稀有なくらい平和な(治安の良い)時代を過ごして来れたんだなぁと実感。2024/09/01

よったん

2
今の平和ボケしている日本のしかも丸の内であんなとんでもない出来事があったことを初めて知った。自分が生まれる前とはいえ全てが実際にあった事だと信じられなかった。門田さんの本は昔の事さえも緻密に調べていて読み始めると先が気になり止まらなくなる。2025/12/07

Tsunoda Kazuhiro

0
読み始めると捜査が謎解き、捜査員と犯人のバックボーンと時代の背景を踏まえての鬩合。ノンフィクションなので無理なこじつけもなく。被害者の方には申し訳ありませんが、まるで推理小説を読んでいるように引き付けられて行きます。 今の日本は世界で一番治安が良いと言われますが、連続爆破事件や学生運動の頃は社会的には決して治安が良いとは言えなかったことを思い起されます。反権力から革命思想、空理空論を振りかざし独善的自惚れから無差別殺人のテロ行為。時代の熱病なのでしょうか。2024/10/22

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