内容説明
みんなが食べているおいしいお肉や野菜。実は、その多くはヒトが長い年月をかけて今の姿に変えてきたものでした。その変化をあっという間に起こせる新技術が、2020年にノーベル化学賞を受賞したゲノム編集技術「CRISPR/Cas9」。そして、この技術を使ってつくられたのが、ふつうのタイよりでっかい「22世紀タイ」です。
22世紀タイをつくった研究者といっしょに、食べ物の過去と未来を考えられる一冊。会話形式で読みやすく、図解も豊富に収録された、はじめて「食」と「生き物のしくみ」を知るためのノンフィクションです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
読み友さんの感想を読んで。品種改良だと「すごい努力!」と言えるのに、「ゲノム編集」というと「それを食べるの…?」と不安になるのが普通の反応ではないでしょうか。この魚は筋肉のつきすぎをおさえるミオスタチンというたんぱく質が体内で生成されないように編集したもの。その努力は興味深いですが、天然鯛しか扱わない魚屋さんの我が家ですから、面白いな…という感覚でした。遺伝子汚染にだけは気をつけていただきたい。2025/04/04
定年(還暦)の雨巫女。
9
《私-図書館》遺伝子操作は、怖いと思っていたが、ゲノム編集の話は、希望に思えました。2024/11/07