中公文庫<br> 随想録

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中公文庫
随想録

  • 著者名:高橋是清【著】/上塚司【編】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 中央公論新社(2018/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122065772

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内容説明

日本財政の神様がその晩年に語った、自由主義者として生きた生涯の軌跡。未曾有の金融恐慌を乗り切った財政政策や、政党政治家として接した原敬、山本権兵衛、牧野伸顕、田中義一らの横顔。そして自身の宗教観や家庭観、教育論など幅広く、深い知見に満ちた思索。〈解説〉井上寿一

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

加納恭史

15
昨日はユンニの湯で一休み。寒さが見に染みて来た。もうじき雪が降るのか。歴史と政治に興味を持つが、どの程度理解できるかな。随想録だからまあ気楽に読めそう。日露戦争で日本には財源がなく、国債発行で戦費調達したとは驚きだ。その中心人物の高橋是清の物語。アメリカのウォール街のドイツ系ユダヤ人シフ氏により公債発行の引き受けで、高橋是清の窮地を救った。イギリスも応じた。総額一億三〇〇〇ポンド。是清の最初の仕事は成った。次は金融恐慌であり、次は世界恐慌。それらの高橋是清の活躍には頭が下がる。二・二六事件で暗殺される。2025/10/16

フンフン

6
高橋はケインズ理論を学んでいた。だから昭和の大恐慌からいち早く日本経済を立て直すことができたのだ。2024/07/11

katashin86

3
聞き書きや講演録をまとめた、高名な「自伝」の事実上の続編。原敬暗殺の直前のやり取りの記憶、いまだ語り継がれる恐慌収拾の回想など読みどころ多々。 2.26の最期はとかくこの人にふさわしくない悲劇。たたき上げとしてあまたの経験を経てきたゆえの世俗超越的なところが、当時の人にはどこか選良・特権階級として見えていたのだろうか。2023/03/15

くらーく

2
今ならマスコミに言葉尻を捕らえられて、いろいろと突っ込まれそうな事を書いているなと。女性観なんかね。個人的には同意だけどな。 また、経済に関するところは、欧米の事を良く知っていたし、その上で凌駕するような考えがあったんじゃないかねえ。実際に、景気回復のための金融緩和をした後に、財政再建のための引き締めもしているし。結構、短期間で結果を出しているところは、世界でも珍しい経済が分かった政治家だったのではないかと。平成の是清と言われた方とは、レベルが違うのではないかねえ。随想録なんで、どこから読んでもOK。2019/04/20

akanishi

1
禁煙の話が面白かった。蔵相として軍事費ほかを削減しているので、悪いと思って禁煙したという。当時77歳くらいか。2019/01/09

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