内容説明
文政の大火で焼け出された人気戯作者・十返舎一九の一家。大混乱のなか近所の住人から押しつけられた老婆と共に、一九の親友・葛飾北斎の借家に仮住まいすることになったのだが……。盗難騒ぎが勃発したかと思えば幽霊が出たと大騒ぎ。男たちは大家の代理人だという美女・おつやに夢中のようで――。一九の娘・舞のきりきり舞いの日々は今日も続く。人気シリーズ、これで一区切りの最新刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
20
【図書館】文庫で出たばっかりという事で借りて来た。 でも、待てよ、単行本で・・・ という事で【再読】という事が判明した(笑) まあ、図書館が休館という事も有り、また読んでみる事にした。 やはり、面白い、出身地が同じという事も有り、諸田譲の筆が滑りに滑る。 あっという間に読み終えて仕舞った。 この巻は最終巻だが4巻纏めて読んでも面白い、諸田玲子の十返舎一九愛に溢れている。 「あくじゃれ」とか「お鳥見女房」など、また読みたい気分になって来た。2024/09/09
きゃる
11
十辺舎一九の娘、舞の視点でつづられる、人情物語。悪人は一人もおらず、大火に焼け出された十辺舎一九家は、北斎の借家にお世話になる。北斎の娘、お栄やその他の居候の糊口を凌ぐ為、あれやこれやの大騒ぎ。大火のどさくさでお稲荷さんとお婆さんまで抱えて四苦八苦。軽く読めるて読後も良い。2025/10/14
なんてひだ
6
きりきり舞の全4巻終わっちまった。和茶和茶してて好きだったなぁ んであの千両箱どこさいっただべな。2025/02/13
桐葉
1
最後の灰さようならは痛快。楽しいシリーズだった。2025/01/06
あきのぶ
1
シリーズ4。完結2024/08/10




