内容説明
小町娘と評判の舞は『東海道中膝栗毛』の作者・十返舎一九の娘。酒びたりで奇行ばかりの父、押しかけ弟子の今井尚武、葛飾北斎の娘・お栄など、いつも奇人変人たちが巻き起こす騒動の後始末ばかり。恋を邪魔され縁談は壊され、二十歳になった舞は焦り気味。だが、居候の今井尚武ともいい感じになってきて……。ユーモアと人情たっぷりに描く時代連作集、第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドナルド@灯れ松明の火
20
きりきり舞いの続編。相も変らぬ舞とお栄のドタバタが面白い。舞の祝言の行方が気になる。さらに続編が出たので読みたい。舞の祝言はどうなるのだろう。お薦め2019/06/25
ぶんぶん
15
「きりきり舞い」の続編、相変わらず舞は奇人変人の後始末で忙しい。 大した事件も無く日常の騒動に巻き込まれる舞の行動を描く。 楽しいのだが、もうちょっと大き目な事件が起こると嬉しい。 一九の隠し子が現れたり、お栄の役者との恋模様など波乱は有るのだが、すんなり収まってしまう、これがもやもやの元なんだよな。 最後の騒動で阿久利屋との一件も尚武のケガでお終い、スッキリしないな~、なんとかやり返してめでたしメデタシになって欲しかったな。 解説では続きを希望しているが、これでお終いで良いと思う。 余韻の残る幕引きです2018/04/08
ぐりぐら
13
十返舎一九の娘舞が主人公の時代小説第二段。 登場人物が十返舎一九に北斎、栄など浮世絵ファンには眉唾ものの共演だけれど、個性的な人たちが集まるとただの奇人変人集団。江戸庶民たちの当時の生活ぶりがユーモアに描かれて、ドタバタ人情劇も思わず笑ってしまいます。 いろんな時代小説を手がける諸田さんですが、ふっと肩の力の抜けて気軽に読めるシリーズです。2021/06/11
はにこ
11
今回も十返舎一九の娘、舞がきりきり舞い。お栄や一九や、尚武の面倒を見させられる舞。お人好しで読みながら同情してしまう。でも奇人達も、彼らなりに舞のことを大切に思ってくれているのが伝わってきてほっこりした。2020/01/05
一五
10
軽い口調 文体が読み辛い。十返舎一九の娘舞は「奇人気まぐれきりきり舞い」をおまじないにして、奇人変人な人達と付き合って(闘って)いる。諸田さん こんなだったかな2025/01/21
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