内容説明
人間、ナガ、トッケビ、レコンの四種族が暮らす大陸。その南方に暮らすナガの少年リュンは、死の際の友に託された使命を果たすべく北へ旅に出る。そして彼を守るため三人の仲間が集まった……。〈ドラゴンラージャ〉著者による本格ファンタジイ、シリーズ開幕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
57
神を失った斗億神の問や帝王病の熱に浮かされた人間に翻弄される旅の一行。更には家の名誉の為にリュンを殺しに姉のサモも追いかけてきて・・・。何やら因縁のある凸凹コンビとなったリュンとケイガン。どうやらリュンの生物上の「父」、ヨスビはケイガンにとって双肩を任せられる程に信頼していたみたいだ。「涙を呑む鳥」=王とされる意味とその実態との乖離が引き起こされる訳などを現実と重ねてみると遣る瀬無い。一方でほのぼのパート、「カルチャーショックは突然に!」は健在。特に帝王病者に翻弄された挙句、堪忍袋の緒が切れたティナハンの2024/10/21
corriedale_
2
上巻未読。漫画のひとコマずつを書き起こしていくような動きの描写メインといった感じで その場の流れが掴みづらい。予想以上に専門用語満載のハイファンタジー。亜人達の山海経など世界観が独特で 珍しい涙の君主観がおもしろかった。独特だけにそれぞれのサイズ感等わからん。2024/10/10
よいこ
0
世界観が分かって、楽しくなってきたところで終了。訳が素晴らしく、アジアのファンタジーを感じさせるような言葉遣いや漢字の使い方がよい。物語オリジナルの比喩表現も多く、没入できる。ゲームのビジュアルも検索してみてしまった。これは映像でもみたいなあ!続きを読みたいのに、まだ出ていないという苦しみに直面している。2025/05/18
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