内容説明
人間、ナガ、トッケビ、レコンの四種族が暮らす大陸。その南方に暮らすナガの少年リュンは、死の際の友に託された使命を果たすべく北へ旅に出る。そして彼を守るため三人の仲間が集まった……。〈ドラゴンラージャ〉著者による本格ファンタジイ、シリーズ開幕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
51
とある密命の為に集められた人間のケイガン、トッケビのビヒョン、レコンのティナハン。大人と不死化する為の心臓摘出手術に怯えるナガのリュン。四者は不死である筈のナガが殺される事できっかけで意外な形で合流し・・・。ケイガンのあるグロテスクな行動に対する、ビヒョンとティナハンの「カルチャーショックは突然に!」を地で行く慌てぶりはコミカルだ。また、家父長制が強い韓国のファンタジーで母権的社会であり、通い婚制度の為に成人した男性は「父」と呼ばれず、成人されない男子は一人前とされないナガ社会が表現されているのが興味深い2024/10/18
トロピカ
3
これは…是非ぜひジブリ映画で見てみたいと思ったものの、けっこうグロいシーンもあるのでさすがに厳しいかな…でも遺跡を背負って空を悠々と泳ぐ巨大魚や想像を超える形態の生物たちがあまりに魅力的で。実は人間以外の3種族のイメージを思い描くのが難しく(イメージできないままだと読むのに多少の支障が出る)、ネットで画像検索してしまった。韓国でそれほど人気なら映像化されてるだろうと思い。映画化とかではなくゲームが制作されていた。すごくしっくりくる画だった。外国のファンタジーにここまで魅了されたのはハリポタ以来かもしれない2025/03/23
Ai
1
下巻にまとめて記。2025/08/09