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内容説明
天皇・貴族、武家や僧侶、庶民にいたるまで、日本にはさまざまな日記が残されている。平安貴族、なかでも男性の日記に光を当て、豊かな日記の世界に迫る。
女の日記
『蜻蛉日記』と藤原道綱母
『和泉式部日記』と和泉式部
『枕草子』と清少納言
『紫式部日記』と紫式部
『更級日記』と菅原孝標女
男の古記録─平安時代中期
『宇多天皇御記』と宇多天皇
『醍醐天皇御記』と醍醐天皇
『村上天皇御記』と村上天皇
『貞信公記』と藤原忠平
『清慎公記』と藤原実頼
『九暦』と藤原師輔
男の古記録─平安時代後期
『権記』と藤原行成
『御堂関白記』と藤原道長
『小右記』と藤原実資
『左経記』と源経頼
『春記』と藤原資房
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
14
じっくり読ましてもらいました。これ一冊で平安時代の男女の日記を垣間見ることができました。男性貴族、天皇は漢文で書くので〈日次記〉としての日記。女性は文学はひらがなで読もうとおもえば読めるが漢文にレ点をしても著者の解説がとてもわかりやすく政事などが面白かった。2024/11/29
そうび
3
大河ドラマにハマった勢いで読了。やはり女流日記は文学で、男の日記は公家にとって重宝の記録だったのだなと実感。道長のめちゃくちゃな漢文にはちょっと笑った、漢文を使わず出世したのなら仕方ないね。系図を見ながら読むのが楽しい。2024/12/11
トーマス
3
前半が平安時代の女性の日記文学、中後半が男性の日記について解説した本作。あくまで夫は妻の家で暮らし、通い婚なのは妾だけ。基本的に同時に複数の女性に通うことはない。といった文学からのイメージと実態を切り分ける前半。中後半は男性の日記から当時の貴族の姿を読み取る。正直ここまで沢山平安時代の日記が残されたいるとは知らなかった。千年以上に渡り、家の資産として守り続けてきたことに感度を覚える。あと藤原実資が凄すぎて、仕事が出来る人というのはいつの時代もバリバリ実務をこなしているものだなあと感嘆。2024/10/24
紫暗
1
図書館から借りて読了。 男性だけでなく、女性の日記も掲載されており、その違いが分かりやすく解説されていて面白かったです。日記の解説本としては良書だと思いますが、多少の基礎知識がないとわからないところがあるかもしれません。個人的には好きで読んだことのある日記もあったので非常にわかりやすく、かつ面白く読むことができました。 巻末の資料も便利で見やすく、読了後は参考資料をたどりたくなりました。2025/03/06
しほ
1
研究されている内容や緻密さもすごいが、ここまで読みやすく面白くまとめている文章力もすごい..ありぎとうございますの気持ち...2025/03/01
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